また2着!

 ファストロックは中山10R、レインボーSに出走、2着でした。

 −4キロの馬体は前走と同じくらいの出来。メイショウレガーロも良い出来。皐月賞5着、金杯3着の馬。来年、重賞戦線で戦うには、超えなければいけない壁。あとはオペラブラーボもよく見える。さあ、とうか。6Rの芝2000も本命で勝ったウチパクさん。気を抜かせない騎乗を期待。

 スタートはそこそこ。少し押して、前へ。コスモを挟んで、内メイショウ、外ロックの流れ。2コーナーでコスモ逃げの形に。開幕週にしてはスロー。上がり勝負は怖いから、ペースアップしていかないかな。3コーナーで、外からコスモに並びかけるロック。メイショウは内で少し後退。外からマクリ気味にオペラ。4角で持ったまま先頭へ立つロック。先頭のまま直線へ。追い出す前に外からオペラブラーボ。一瞬並ぶが、そのまま前へ出られ、離される。後続は完封したモノの、連続2着という悔しい結果に。

 またですね……直線、何で後ろを待ってしまうんだろう。もっと、コーナリングで3馬身くらい前へ出ちゃえば、先行したロックを差せる馬は条件級にはそうそういないのに。デインヒルは差しが効かないのと同じ理由で、前で溜めても切れることはないのに…。騎手が騙されるのは、まだ良いとしても、何で陣営に学習能力を発揮する気配がないんだろう。悔しい。

 まあ、そういった、鞍上の油断(待っても勝てるという)を招く点も含め、まだ力が付ききってないってことなのかなー。カズー馬は、一流の力を付けないと、OPに上がれないね(当たり前のようですけど、実際は、OPに上がってから一流馬に育つ馬がほとんど。それは「勝たせる」からで、カズーは「自然に勝つ」馬が上がっていくので、OP馬はバリバリのOP馬に高確率でなる。良い面と悪い面がある)。

 この後出るレースは難しい。京都開幕週の大原S(芝2000)、翌週の東京・アイルランドT(OP・芝2000)、更に翌週の東京テレビ静岡賞(芝1800)。さて。

 インディゴライト(4着)→ウインアンジェラス(3着)→ファストロック(2着)。明日のジールは1着か?w ここまで未勝利で土日を終えてしまいました。ヤバイヨー。

▼クラブコメント
 互角のスタートから、やや勢いをつけて2番手へ。道中はスローペースの中、4角で先頭に立ち、直線ではオペラブラーボとの脚比べになりましたが、残り100mで交わされてしまい、結果2着での入線となっています。
「大外枠でしたがポジショニングはうまくいき、レースの流れ、道中の手応えからも押しきれそうな感触はあったんですけどね。普通なら勝ちパターンの競馬でしたが、直線に向いて一気に勝ち馬にこられてしまって…。こちらはいい脚を長く使うタイプ。今日は相手の瞬発力が上回っていたということでしょう。本馬も良くなっているものの、むこうもグングン良化している感じ。今回に限っていえば、勝ち馬に強い競馬をされてしまいましたね。(懸念された常歩の件について)レースでは何も気にならなかったですし、こちらも能力は上位。チャンスはすぐに回ってくると思います」(内田博騎手)
◆折り合いの面でも良化が窺え、器用に立ち回れるようになった分、レースぶりは本当に安定してきましたが、今回もまた瞬発力の差が勝敗を分ける格好になってしまいました。持続力の高さを武器に戦っていくタイプは、時として善戦マンに陥りやすいとも考えられますが、本馬はまだまだ完成途上。一戦一戦、経験を積みながらさらに磨きをかけていくことで、『いずれはもうワンランクの上の競馬にも対応してくれる』(葛西助手)ものと思われます。なお、今後については状態面をよく見極めていく必要があるため、一旦リフレッシュ放牧を挟むことになるかもしれません。(HTC)

 ウチパクさんも、教科書通りの意味では100点の競馬してくれましたけど、この馬の前走や、血統を考えれば、もう少し工夫をして欲しかったかな、と…。まあ、くどいようですが、厩舎がすべき仕事であって、騎手にそれを望むのは、本来過剰要求なんですけどね。エージェントって、そういう仕事もすべきじゃないんかなぁ。

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