■モウリーニョ監督が退団 チェルシーが発表(sports navi)
わー、アーセナル大チャンスー。
とか言ってる場合じゃなく、これは大変な地殻変動が起きますよ。チェルシーというチームと、所属選手がモウリーニョその人によって保たれていたのは紛れもない事実で、後任人事は事実上不可能と言えるのではないだろうか。モウリーニョに比するネームバリューの監督を連れてくることは出来ても、彼ほど若く、野心に溢れ、選手とのコミュニケーションに長け、マスコミを翻弄し、勝つ結果を残せる監督は現在世界に存在しない。これでチェルシーは覇権争いからは一歩下がる。
今、監督の存在によってチームが保たれているトップクラブは、プレミアに多い。チェルシー筆頭に、リバプール(ベニテス)、アーセナル(ヴェンゲル)。マンUは…個人的にはもうピーク過ぎて久しい印象だが、やっぱりファーガソン以外の人に任せるのは大変だろう(特に今はリスキーなメンタルの選手多いし)。
やっぱり、急激に外資を投入されて強くなるクラブは危ういですな。特にモウリーニョみたいな性格の監督だと、現場に口出すパトロンなんて唾棄すべき存在だろうし。昨年、全然要らないバラックとシェフチェンコを持ってきた時点で、モウリーニョは辞め時を探していた気もする。勿論「ラニエリが良かったのに」なんて世迷いごとを言う気はないのですけれど。とにかくこの後任は難しい。カペッロ…じゃあ厳しいだろうし、契約延長してなければヒディンクの線もあったか? リーグに巨石が投じられ、その波がどのような影響を及ぼすか、暫く目が離せない。チェルシーがどこかから監督を引き抜けばその波は欧州全体へ波及する。
そんなビッグニュースで後回しになったが、CL初戦をヴァレンシアもアーセナルも勝利。特にアーセナルは難敵セヴィージャを3ー0で一蹴。今年はアンリを欠いて迫力不足と言われるけど、中盤はバルサと並んで世界最強レベルだし、ファンペルシーもいるしね。それに、セヴィージャの攻撃を抑えたのも立派。