相手はサウジ。

■準決勝日本の相手はサウジ/アジア杯ニッカン

 日本の準決勝の相手はサウジとなりましたね。どんなもんでしょうな。昨年、予選で当たった時は0−1で負けてますけど、チーム状況は当時と全然違う。歩き出した赤ん坊に等しかったオシムのチーム作りは、小学校に入るくらいまでは、少なくとも来ている。勿論サウジのチームコンディションも異なるので、完全な比較対象ではないが、この1年弱の進歩を見るには良い相手だろう。

 アジアカップで、私が日本とぶつかることを期待していたチームは、1)オーストラリア 2)イラン 3)サウジアラビア。前2者はタレント力で日本を圧倒できるアジアに希有なパートナーであり、サウジは日本に常に一定レベルの問題を突きつけてくれる、これまた格好のスパーパートナー。この3チームとは、試合をやることで、勝っても負けても得るモノがあると思う。サウジと同列視したいチームにバーレーンカタールがある。イラクにも期待している。韓国相手だと、負けて得るモノはあるけど勝った場合は少ない。中国はどっちもない。つまり、優勝しようがしまいが、望む相手と後2試合出来ることになったわけで、嬉しい限りである。この4強はベストではないがかなり理想に近い。

 まあとにかく、私は代表信者ではないので、無風状態でアジアを制する日本なんて、見てて面白くも何ともなんともないし、全く嬉しくない。良い試合をする日本が見たいし、その結果として価値が欲しい。それは、浦和に対しても同じこと。これが人生最後のサッカー試合なら何でもいいから勝って欲しいけど、継続してみる以上、時間軸に沿った変化(進化/時に退化)にこそ価値を見出したい。それがスポーツファンというものだろう。サウジに良い仕事を期待する。

 あと、韓国が勝ってちょっと残念。私はしょっちゅう韓国行ってるし、韓国人の友達も両方にいるし、かなりな親韓派だと自負しているが、2002年以降の韓国は全く見てて面白くない。それまで、日本のサッカーより韓国国家代表がつまらないコトなんて無かったのに。ずっと、日韓戦でもどこか韓国を応援してる私が居たのに。今の韓国は応援する気全くしない。それは、私の友人も同じ見解。皆、ヒディンク後の韓国サッカーに頭を痛めている。だからこそ、世論が改革を後押しできるように、速く負けて欲しかった。イランに勝ったという事実はこの国の再出発を1年遅らせる効果があるように思う。残念。

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