丁度今日、フジの競馬中継の前に「企業最前線」で(株)ダノンの企業理念をやってました。これを見て「え、ダノックスの馬主さんって外人なんだ?」と思った人が居るかも知れません。いねえか。
「ダノン」という単語のイメージから出てくる、ヨーグルトの「プチダノン」は、馬主のダノックスとは関係ありません。ヨーグルトを出しているのが、上記「企業最前線」に出ていたダノングループで、これはフランスの会社。エビアンやボルヴィックもここが売っています。
馬主の「ダノックス」は「オービック」の野田順弘氏。「勘定奉行」シリーズの会社ですね。そのジャンルでは今業界最大手と言えるでしょうし、大変な優良企業です。あれだけ派手に馬を買っても(加えて、奥方の「野田みづき」さん名義でも買ってます。この辺は近藤夫妻的かも?)何ら問題はないでしょう。今後も中長期に渡って優良馬主であり続けると思います。金子さんや近藤さんのように良い馬を持てるかどうかは分かりませんが。その辺はセンス以上に本人の運もあるからなあ。超大物のオーラがあったダノンオーガスタは壊れちゃいましたし。関口会長が最初全然走る馬を持てなかったのは、自身の著書などでも有名な話ですし、金子さんも初出走の95年から、初重賞までは3年掛かってます(ブラックホーク・ダービー卿CT)。ダノックスも本格所有は今年の6歳世代から(その前は9歳馬を1頭だけ所有)。重賞もそろそろでしょう。
▼参考:有力個人馬主の初出走・初重賞・初重賞までの年数(中央のみ)
- 近藤利一/初出走カイタイオー・初重賞アドマイヤボサツ・8年1ヶ月
- 金子真人/初出走ノーバディエルス・初重賞ブラックホーク・2年6ヶ月
- 関口房朗/初出走フサイチジャック・初重賞フサイチコンコルド・6年10ヶ月
- 臼田浩義/初出走ラフェット・初重賞マジックキス・3年2ヶ月
- 山本英俊/初出走ミスターケビン・初重賞フライングアップル・2年0ヶ月
- 青山洋一/初出走エキサイトアルダン・初重賞シーキングザダイヤ・1年2ヶ月
- 島川隆哉/初出走トーセンダンス・初重賞トーセンダンディ・6年2ヶ月
そんなわけで、ダノックスの冠号「ダノン」はヨーグルトとは関係なく、「野田」→「ノダ」→「ダノ+ン」なのですなー。