順当にダービー馬。

■ケンタッキーダービー、2歳王者ストリートセンスが快勝

 前走負けたとは言え、オールウェザーコース。馬の力は抜けてます。健康なら久々に3冠狙える器じゃないでしょうか。やっぱストリートクライStreet Cryは良いなあ。日本に産駒入ってこないかなあ。来年以降、もっと高くなりそう。

 でもアメリカはオールウェザーへの移行が急速に進んでおり、今後はレースも様変わりしてきそうですね(オールウェザーはスローの上がり勝負になることが多いらしい)。日本馬にとっては、走りやすそう(勝ち目がありそう)ですが、アメリカまでそんなんなったら味気ないなあ。

 関係ないけど、タペタトラックを採用した競馬場から、ディッキンソン(ダホスの調教師・タペタ素材の開発者)がどのくらいマージンを貰っているのだろう、と気になって仕方がないw この人、色々凄いよなあ。英時代は1日12レース勝つし、障害のビッグレースで1〜5着独占したこともあるし。その後アメリカで平地トレーナーとしても成功してるし。「タペタ」ってのはラテン語で「カーペット」って意味で、いわゆる「絨毯のような馬場」なわけですな。実際、クッション性も大変優れているようで。ドバイの調教場Al Quazにも採用されています。日本でも育成場などでどんどん採用されていくでしょうね(実際、美浦に今秋〜冬からオールウェザー導入が決定している)。どうせこのままじゃ日本のダートレースは「完全なローカルイベント」「過去の遺物」になっちゃうし、大井とかはオールウェザーにしても面白い気がする。それにより、JRAを出し抜く形で、アメリカ競馬へ実質的な門戸を開けるし。JCダートなんかもう、アメリカの一流馬来ないよね。馬場が合わないことはっきりしちゃったし。参戦ゼロはどっちらけだが、フリートストリートダンサーのような馬に勝たれても困るw 本当はもっと小さな競馬場が話題作りも兼ねてやった方がいいのだろうけど、導入には莫大なお金がかかるようですからなあ。赤字があるような競馬場は無理よね。

 でも、スポーツ的な観点で行われているアメリカ競馬は、トライアルがオールウェザーで本番がダートでも「トライアルは足馴らし」だから許されるわけですが、興行的な観点で行われている日本競馬は、「トライアルが予想の参考にできない!」と大反対が起きそうな気もします。全部いっぺんに変えることは不可能だしなあ。私的にはダートとオールウェザーの出し入れとか、予想する上で楽しそうですけどね。

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