ポケットモンスター・パール

 旅先でクリア。相変わらずのクオリティ。RPGの本質をしっかり抑えつつ、ずっと程良いゲームバランスで最後までやれるのは、ここの人たちのゲーム製作センスの高さを物語っている。たいしたものです。

 個人的な部分では、全体のボリュームが足りないと感じました。DSの機能を駆使したギミックが色々入ってるんですが、別にやる必要がない上に、Wifi要素なので、めんどくさくすらある。クリア後のやり込み部分も同様。あとはこれはどうなのかと思うのが、モンスターが全然かわいくない。ポケモンらしくない。まあ、連作で出していく中で、主要ターゲットであられるところの、お子さまの感性に沿って変動していって居るのでしょうが。おかげで、全然新しいポケモン捕まえた時に悩まないんですよね。「まあ別に、最初からのメンツでいいや」って。この2点は、今後シリーズを続けるのであれば少し不安です。

 まあ、このゲームは30歳の人間に向けて作っているわけではないので、素直に、小学生向けのホビーが大人でも楽しめる、という点に感服いたします。これは本当に難しい。今の子供も大人もだけど、ゲームユーザーというのは究極までに画一化が進んでるからね。昔は「人と違う遊びを持ってる奴がエライ」時代でしたが今は「人と同じ遊びしてないと相手にしてもらえない」時代。流行物は全てそうですね。だから、商売する側としては、世代ごとに差別化して、複数層ターゲットで行かないと、生き残れないわけです。そんな時代に。ポケモンが出続けて、未だに私が「面白い」と感じられる。これは凄いこと。

 大人になったアナタ。ポケモンが面白いと感じないようだと、感性衰えてますよ。リハビリ必要ですよ。ゲームとしてのポケモンは「好み」で語ることが出来ないくらいの高みにあります。この「くすぐり感」が分からないのは相当感性が老化している。危機感持った方が良いです。逆に子供らがこれやって面白くないと言い出したら、ゲーム業界は一旦壊滅だろうね。ゲームという娯楽が意義を失ったに等しいと思う。そうならないで欲しいものだ。

 そんなこんなで、敬意+面白さからWifi部分の微妙さを引いて8点(10点満点)。

 続いて、実は先に解いていた(忙しくなったので終盤放置してた)「グランファンタズム」。

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