真・女神転生STRANGE JOURNEY

 仕事が、生涯MAXレベルで忙しい中、移動時間が長いこともあり、クリアできました。以下ネタバレ有り。

 色んな面で、古き良きストロング・スタイルのメガテンですね。我々的には待ちに待ってた感じ。ペルソナファン置いてけぼり。良いね。まだ死んでないよアトラス!

 サドンデスの多いゲームバランスや、ラスボスの無駄な強さ、オートマッピングの微妙な不親切さなどを「良くない」ということは簡単。でも、私は何度もしつこく主張してることだけど、便利なゲームと面白いゲームは全然違うんだよ。一方で、不便さが産む面白さと緊張感というのは確実にある。勿論、そこには想像力と最低限の忍耐力を要するけど。娯楽ってのは抑制だからね。人に出来ないことをやったり、苦労して特から気持ちいいのであって。それこそ、猿でも解けるモノをお金払ってやるのは、時間と金銭の浪費に過ぎない。その「誰でも同じ体験が出来る=共感」が苦労の末に産まれる娯楽性をうち消す時代になったら、ありとあらゆるゲームはこの世から消えて無くなる時だろう。

 万人向けにすることで、尖った部分を削ってしまうのであれば、メガテンとして出す意味がないし、私は、ヌルさMAXのP3(4はやってない。やるわけねー)に対するカウンターとして、これくらいで丁度良いと思う。個人的には、マップ不要、またはアイテム使わないと見られない、でも良かったと思うけど。プラス、移動中、延々召喚してる悪魔のコストを消費するでも。それじゃ、ゆとりピープルには厳しすぎるか。そういう意味で、メガテンを名乗るギリギリまで歩み寄ってる。これ以上は、奪わないで欲しい。

 少々不満なのは、特定ルート(アライメント)じゃなければ解けないミッションや行けないマップがあり、その為1周でコンプリートが不可能な点。これは、時代なんだろうけど、骨がある良作だからこそ、同じことをもう一度やるのはなかなかしんどい。クリア後のお楽しみという部分では非常に物足りない(ようだ)し、ややどっちつかず感はある。2周目をストイックにやる意味は、ほとんど皆無のゲームなので、どうせならもっとドーピングして楽しめるようなバランスでも良かったか。まあ、どっちも「枝葉」なので、全然致命的ではないんですけど。達成感をやや削がれた感があるのは否めず。

 まあ、ノクターンから6年半。紆余曲折はあったけど、アトラスが未だこういうゲームを出す意思があるというのを確認できただけでも、十分。もう5年は待ちます。サマナー、ソウルハッカーズラインの新作が見たいです。葛葉ライドウでは満たされないよ(いや、面白かったけどね)。世界樹から入ったユーザーにも、絵で嫌わずに是非やって欲しいなあー。

 とりあえず、ニュートラルでクリアしたので、その内カオスルートでやってみたい。ロウなんかクソ食らえw

 得点は8.5点(10点満点)。個人的には、ほぼ文句の付け所のない作品ですけど。やっぱり、真・女神転生2やソウルハッカーズと互角の点は付けられない。感謝の意味も込めれば、9点付けても良いです。ごちそうさまでした。

 次は、ルーンファクトリー3をやるつもりでしたが、うっかりFF外伝を買ってしまった。サクッと終わりそうな気がするので、終わらせてからルーンファクトリーにします。

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