(ウインルミエール)何だ、その指示。

和田騎手:ん〜どうしたんでしょう。今日は「先団の後ろで競馬してくれ」と指示があったんですが、3コーナーからペースが上がったら全然手応えがなくなってしまいました。道中は折り合いもついてロスない追走ができたし、砂を被ってヒルむようなこともなったんですけどね。やはりもう少し前の位置取りを取った方が持ち味が生きるんではないでしょうか

藤原英調教師:もう少し競馬に幅を持たせたかったので指示を出したんですが、あの位置ではいいところがなかったようです。それに右回りよりもどちらかと言うと左回りの方が頑張れるので、このあとは新潟か中京を考えています。残念ながら優先権を取れなかったので少し間隔をあけないと使えないでしょうが、とりあえず1週間ぐらいは厩舎に置いて、体が減るのか減らないのか様子を見たいと思います。

WRC調教デスク岡林の目:プラス6キロでの出走でしたが、数字通りに前走時よりもフックラして好感の持てる体つきをしていました。ただ、肝心のレースは力を発揮できなかったのが残念です。ここ2走の内容を見て思ったのは、1700mだとワンペースの競馬になってしまい、直線が頼りない印象があります。現状では、スタートしてからのスピードが生かせる1400mの方がベターなような気がしました。

…理解できん。この馬を、レースだけじゃなく、調教でもさんざん見ておいて、どうしたらそんなトンチキな指示ができるんだ?? 中距離で中団につけられるダート馬というのは、息を入れてエネルギーを溜めるセンスに長けた馬。ルミ子に一番無い素質。それがあれば、という希望は分かるが、現状どう考えてもない物を頼りにレースをしてどうする。あまりにナンセンス。「幅を持たせたかった」って、それを持たせるのがあなたの仕事でしょう。実践で偶然身に付くのを期待しているの? じゃああなたは何のために存在しているの? 和田騎手の言葉じゃないけど、ルミ子の武器はスピードと行き脚。前へ行ってワンペースで押し切るのみ、なんて事はどんな未熟な競馬ファンが見ても分かります。

はぁ…(脱力)。まあ、しかし、左回りの方が、というのは理解できないでもない。それはそれで良いので、それ以上に大事なのは距離短縮だ。絶対条件。頼む。

とにかく、金を出しても口出すな(というか術がない)が一口のルールだけど、最低限の納得は与えて欲しい。得た教訓が「この調教師、ダメだ」だけでは悲しい。馬がまだ緩い、本格化していない、という理由で捨てレースをされるのはたまらない。

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