E組予想

(名前の後ろは予想勝ち点。その後ろはチーム力をSSS〜Dで7段階評価)

◎イタリア/5〜7/SS
チェコ/3〜7/A
アメリカ/1〜5/B
▲ガーナ/0〜4/B

もうひとつの「死のグループ」。弱いチームが一つもなく、気が抜ける試合が無いというのは予選では辛い。ひとまずタレントに勝り、フィニッシャーも台頭してきてリッピと言う現実主義の監督が居るイタリアを本命に。従来のトップクラブセレクト型から、ウディネーゼパレルモの躍進によりバランスの良い、層の厚いチームになった。試合を追う毎に良くなっており、熟成が進めば頂点に達するポテンシャルはある。最大の欠点はアルゼンチン同様、チームの中心選手。トッティはあまりにIQが低すぎ、試合を壊すリスクが常にある。確かにスキルは素晴らしいが、外した方がチームの完成度は間違いなく上がるが…。MVPかA級戦犯か。本人にもラスト勝負の大会だ。

チェコネドヴェド復帰でベスト8級のチームに復活した。やはり別格の存在感。最終ラインからトップまでの有機的な動きが戻った。本人もキャリアの集大成として望む。抜群のタレントも生きる。誰かしら不確定な起爆材料が誕生すればもっと上も望める。

アメリカは全く面白くないが、あの窒息するような単調な攻撃は驚異。練習で対応できる質のモノではなく、それを諦めて圧倒するしかない相手。どんな強豪でも油断すれば飲み込む怖さがあるが、イタリア・チェコ。どうにも油断しなさそうな相手が並んだ。厳しい大会になる。

ガーナにとっても辛いグループになった。中盤の運動量を武器にした身体能力型のサッカーは見ていて楽しいが、現実主義の相手揃いで、面白いサッカーでは勝てそうにない。勝ち目はあるが、これも「どちらが先に心が折れるか」という厳しい戦い続き。その種のメンタルゲームにアフリカのチームが勝るとは想像しにくい。

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