今日のEURO

 クロアチア−ドイツは期待通りの素晴らしい内容で2−1クロアチア。こんな試合が見られるから、無理して夜遅くまで起きてる甲斐があるというもので。間違いなく、ここまでのEUROベストマッチだったでしょう。
 番狂わせではありません。両国の力関係が正しく反映された結果。ドイツはとにかく守備が脆弱。攻撃もタレントはいるものの、組織のプラスアルファがない。核になる選手がいない(バラックはセルフコントロールが相変わらず出来ない)。欧州屈指の堅守・クロアチア相手には荷が重いです。それでもクロアチアの先制点の見事さ、2ゴール目のしたたかさを讃えるべきでしょう。サイドを多用する、ワンタッチ中心のパスワーク。特にトラップの技術は、ドイツ人が皆中学生に見えるほど。解説者は必死になって(なにか利権が絡んでるかのように見苦しく)ドイツを擁護していましたが、「ゲルマン魂」なんてとうの昔に死語になってることを未だ認めないのは何なんでしょうね。今のドイツに2−0を跳ね返すメンタリティはないです。あるのは一流プレイヤーのプライド(エゴ)だけ。ポドルスキの左足ゴールはまさに「個人のプライド」で取ったゴール(あの脚の振りは相変わらず凄い)。組織としての怖さは皆無でした。
 このまま行くと、決勝T初戦でドイツ−ポルトガル。面白そうです。どちらも個人技があり、心は弱い。こういう対決大好きです。一方、近代サッカーに必要な要素を全て兼ね備える好チーム、クロアチアはこれで決勝T初戦も比較的楽な相手(チェコかトルコ)と。勢いで突っ走りそうな気配。あと、クロアチアのビリッチ監督のキャラクターに惚れました。どんだけテンション高いんだw 途中、ピアス吹っ飛んでましたよねw

 もう1試合は予告通り見ませんでした。結果(ボックススコア)を見ても「スキップして正解」という感じですね。

 今日はC組。イタリア−ルーマニアはもう負けられないイタリアがどのくらい冷静に戦えるか。イタリア守備陣の欠点を知り尽くすムトゥの仕事が冴えそうな予感。それでも、先制されつつ、王者の維持で逆転して望みを繋ぐのではないでしょうか。繋いで欲しいです。2−1でイタリア。

 フランス−オランダは初戦で勢いに乗るオランダが圧倒しそうですが、調子に乗るとすぐに痛い目を見るのもオランダ。同じく、負けられないフランスが意地で頑張りそうな気がします。オランダがあっさり先制して、後半フランスが追いつき、逆転して、終了間際にオランダが追いつく、みたいなイメージかな。2−2。

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