F組予想

(名前の後ろは予想勝ち点。その後ろはチーム力をSSS〜Dで7段階評価)

◎ブラジル/7〜9/SS(+S)
▲オーストラリア/2〜5/B
クロアチア/2〜5/B
△日本/0〜4/C

ブラジルにとってはめんどくさい相手が揃ったが苦労するほどではない。歴代、魅力的なサッカーをする時ほど脆いという傾向のあるブラジル。今回も圧倒的な魅力を放つ攻撃陣と、南米でも平均以下の守備陣。どこまで自分のペースで試合を進められるか。まあ予選は問題ないとしても決勝Tでカウンター型のチームと当たった場合にどうなるか。その辺の不安はあるが、とにかくロナウジーニョアドリアーノという、数十年に1人クラスのタレントを2人、カカー・エメルソンらA級のタレントを数多く揃える。センターバックにルッシオ・ボルドン以上の選手が出てくれば(アレックスとかか)史上最強チームの可能性もありつつ、変な取りこぼしもしそうな。まあそんな「あやうさ」がブラジルなんだけどね。

オーストラリアは予選突破が大きな自信になる。元々タレントは揃っている。キューウェルの調子が上がっているのも心強い。そしてヒディンク。この人の選手交代は世界一。必ず試合の中にある「波」を引き寄せる。ひょっとしたらベスト8くらいまではあるかもしれない。

クロアチアはタレント豊富で何か方針があやふやと言う、旧ユーゴのような。その点好ましいのだが(今回のセルビアは現実的なチームだし)、どうも監督が気に入らない。欧州予選を何試合か見たが、ポテンシャルを全然引き出せていないような。こういうチームは本番で何か歯車が合うと一気に進んでいくが(94年のスウェーデンブルガリアのような)、そうなる前に初戦のブラジルに圧倒される。

で、日本。正直格下がおらず厳しいグループ。でもそれは分かり切ったことで、弱い相手につまらないサッカーで点を拾ってギリギリ通過するよりも、このレベルの相手にぶつかって何かを見いだす方が遙かにメリットは大きい。無論絶対勝てない相手ではない。ブラジルも含め。…まあ、勝ちはないか。引き分けはある。対戦順にも恵まれた。ブラジルに叩かれた後のクロアチア。ここで1点拾うか、3点拾うかで運命が決まる。ここまでで勝ち点4拾って、消化モードに入ったブラジルと引き分けられれば。サイドバックの欠陥が補われれば、実力で突破の可能性もあるのだが…。ともかく、如何にブラジルという「大樹」を利用して2位に滑り込むか。そこに掛かる。予選突破してしまえば、決勝Tでは何でも起きえるものだ。

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