C組予想

(名前の後ろは予想勝ち点。その後ろはチーム力をSSS〜Dで7段階評価)

◎アルゼンチン/4〜7/SS
セルビア・モンテネグロ/3〜7/A
▲オランダ/2〜6/A
コートジボアール/0〜6/B

ここは厳しい。歴史的に見ても、W杯史上に残るハードな予選グループ。ベスト4クラスが2チーム、ベスト8クラスが2チームという組み合わせ。どのチームも、他のグループなら2位以内確実レベルで、残念な反面、試合内容はとても楽しみ。

一応、筆頭はアルゼンチン。前回の悪夢を払拭するW杯。タレントの質・量ではブラジル以上で、現世界一と言える。無論優勝候補の一角だが、完璧かというとやや欠点あり、この空前の死のグループでそれが致命的になる可能性も。それはリケルメ。古風なゲームメーカーで、隙を見つける目は世界一級もプレイメーカーとしてはアイマールやダレサンドロに劣る。身体能力に優れた3チーム相手に、どこまで通用するか。彼に拘るペケルマン采配が悪い方向に行かなければいいが。ここを突破すれば優勝も見えるが。1位か3位か。

セルビアはディフェンスが素晴らしい。こういうチームは本番で崩れにくく、原則引き分けを見据えつつ、勝てる試合に勝っていくイメージ。ネームバリューでは98年の「夢の」チームに叶わないが、実務能力はこのチームの方がかなり上。ケジュマンという絶対エースの存在もある。東欧のチームが、脆さを感じさせない時は本当に怖い。2位は堅そうな軸タイプ。

オランダは、本当に悪いグループに入った。若さと勢いで、予選を通過して決勝Tに行けば相当やれそうな予感だが、このグループで老獪に勝ち点を集める経験値に欠ける感は否めない。初戦のセルビア戦を凌ぎ、アルゼンチン戦に120%の力で望めれば、1位突破も見えてくる。いずれにせよ、この第2戦を制したチームが勝ち上がるのではないか。

コートジボアールも、カメルーンからナイジェリア・セネガルと繋がるアフリカンストームの先鋒。他のグループに入れば相当怖い存在だったが、いかにも相手が悪い。ある種超常的な力を発揮しないと勝ち点を集めるのは困難では。アフリカのチームにはそれだけのポテンシャルはあるし、今大会でアフリカ勢の中で最も魅力的なチームだけに、惜しいが。本当に運がない。

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