上々だけど…。

今週の出走結果は、エスペラントが2着、フォーヴィスムが1着。

2戦目のエスペラントは勿体ない競馬でしたね。初戦は、展開のアヤもありつつ取りこぼし感のあるレース運びでしたが、今回はより明確な取りこぼし。3コーナー、あの位置に構えていると、前が開かなくなるのでは、という所で動かず、直線も早めに外へ出すべく仕掛けるわけでもなく、結局開いた時には勝負決していて届かず。厩舎はそう言う指示を出していての乗り方だとかばい気味ですが、できればもう少し厳しい言葉を聞きたかったですね。関係性を考えれば、なおのこと。個人的に、この馬は雅君が乗ってくれればという気持ちで選んだので、次も乗って欲しいのですが、ミスの許されるヌルい環境と叩かれないようにするためには一度別の騎手の騎乗を見ておいた方が良さそう。次の機会にはぜひ満点回答をして欲しいですね。

初競馬のフォーヴィスムはスタートから、前走のポジション取りの無策を踏まえたかのように芝コースのうちに押して番手へ。直線向いた時は外の方が手応え良かったものの、逆に突き放して3馬身半。パドックでは全然よく見えなかったし、仕上げとしては6割も行っていない印象。なんとか騙し騙し使える状態って感じですね。脚の負担考えたら無理させない乗り方が求められるわけですが、結果としても、単純に戦略的にも、後方の位置でも疑問を抱かず勝負どころ過ぎてから慌てて仕掛けて加速しながらコーナリングするような脚に思いっきり負担掛ける虐待乗りより、ああいうポジションを取ってコーナリングで無理させない方が負担少なく回ってこられることは明白なわけで。恐らく、陣営的には府中の16に戻ったことに材料を見出すでしょうが、「念のため、4コーナーでは敢えて勢いをつけていかず、ひと呼吸おいてから直線で追った」というレースコメントにもあるように、まともに脳に具の詰まった騎手が仕事をした成果でもあり、ジョシュではどだい無理。陣営の判断いかに。個人的にはレース前コメントの酷さを受け諦めムードですが。今日のレースで何か気付くようなら、あんなコメント出すはずも無し。深く考えずにあのコメントであれば、人としてなおNGだし。まあ、ひとまず馬の頑張りとキワム君に感謝しつつ、芝の走りを見ると先々は色んな展望持てそうなので、無事に次も迎えられますように。

以下、クラブコメント。

13日の東京競馬ではまずまずのスタートを切り3番手のインにつける。力みが目立つところをなだめながら進めて直線へ向くも十分な進路がなく、最後に伸びてくるが2着まで。「何とか整えて送り出すことはできましたが、一回使ったことで普段からデビュー前よりも気合いが入るようになっていました。少しでもゆったりと走れるようにもっていきたいと考えている馬で、この様子からマイル寄りにならなければ…と心配していたことから雅ともよく話をしながら調整してきてレースへ送り出したのですが…。特に向こう正面はガッツリ噛んできて力みが目立ちましたね…。雅はデビュー前から状況がわかっていたので、雑に乗らず我慢を覚えさせ、今後につながるようなアプローチを心がけてくれていましたが、肝心の勝負どころでの進路を確保することができませんでした。今回、内容はもちろんのこと、結果を出さないといけないと思っていただけに本当に申し訳ございません」(武藤師)前回は落ち着いて進められていましたが、一度使った後ということもあったか事前の調教と同じように力むところが見られました。調教そして前走の様子をよくわかっている鞍上がなだめて落ち着かせ、整えてから直線へ向かいましたが、直線へ向くとなかなか進路を確保することができませんでした。進路を確保すると伸びてきましたが勝ち馬は先に抜けていたこともあり、残念ながら交わすことはできませんでした。2戦連続2着と悔しさは募りますが、気持ちが強く出すぎてコントロールの難しさがある現状なだけに、今のうちにその課題に向き合い何とか改善を図っていければと思っていますので、実戦を交えながら質を上げていき、今後に繋げていければと思っています。この後はレース後の状態を確認してから判断していきます。

 

14日の東京競馬ではまずまずのスタートを切り、促して2~3番手につける。そのまま直線へ向かうと力強く抜け出し優勝。「会員の皆様、この度はおめでとうございました。しっかりと乗り込んできましたけれど、膝の問題があるのでやれることに限りがあり、どこまでかというところは正直あったのですが、そういった不安を感じさせない勝ち方をしてくれましたね。体を持て余してモタモタした感はあったものの、それでもあれだけしっかりとした脚取りで最後まで走れるのですから、やはり能力は高いです。ジョッキーに感触を聞いたところ、右へ張っていく感じはあるけれど、極端なものではなかったとのことでした。念のため、4コーナーでは敢えて勢いをつけていかず、ひと呼吸おいてから直線で追ったということでしたけれど、人馬ともに上手に対応してくれて良かったです」(奥村武師)前走は小回りコースを上手に回り切れず苦しくなってしまいましたので、立て直しを図ったあと条件面を改め、勝鞍のある東京コースへ向かいました。その結果、見事に勝利し、2勝目を飾ることができました。常に脚元との戦いを強いられますが、陣営をはじめこの馬にかかわる関係者のケアの賜物でもあり、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも慎重に見極め、使っていく必要はありますが、無事に行ってくれることを願っています。この後についてはレース後の状態をよく見てから判断していきます。

 

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