コジシゲさんの言葉力。

15日は函館Wコースで追い切りました(71秒7−55秒8−40秒9−12秒7)。「最短の目標が今週の土曜日のレースなので、追い切りは今朝水曜日に行いました。これまでと同様でじわっと入ってバランスが崩れないように動かしつつも、ここまで終いをシャープに伸ばすことをしていなかったので100mほどをしっかり伸ばす調教を行っています。乗り手に言わせると反応はあって、伸ばした時のバランスも悪くないということだったので、今週の競馬に対応できるだろうという判断に至りました。今回僕は一度も跨ることができなかったのですが、スタッフの話を聞いている限りではそこまでみっともない競馬にはならないのではないかとも思っています。ただ、夏にしては毛が長くて絶好調と言い切れない状態からスタートした今回の調整でした。少しずつ毛が抜けて良化が見られるようになり、何とか態勢は整えられましたが、勝った舞台が札幌でなければ夏の出走を見送っていても不思議ではないくらいだったので、今回は勝った負けたではなく如何に今後につなげていけるか。そして現状でどのくらいの走りができるかということが主な狙いになります。本来なら今回もこの馬のことを評価してくれているエビショーに依頼するところなのですが、減量騎手を起用して馬への負担を減らしたいということ、そして少しでも利点を増やしたうえで走らせたいという考えからカズキに依頼することにしました。彼には昨日跨ってもらって感触を確かめてもらっていますが、レースの時に改めて“ガムシャラになりすぎず今後につなげるために丁寧なレースをしてほしい”と話をしようと思っています」(小島師)18日の札幌競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1700m)に菊沢騎手で出走を予定しています。

 今週はコンダクトレスが出走。久々の競馬ですし、コンディションの部分でも実際走ってみないと未知数ですが、それを踏まえてのこのコメントですよ。多分大多数の一口プレイヤーは馬が走ればこの辺どうでも良いと思うのですが、自分はこの辺しっかりしていれば馬が走るかどうかは極論どうでも良い(勿論走って欲しいけど)。その意味で、一番信頼できるのは、やっぱこの人だなあ。オペレーションという部分では、上原さんへの信頼も依然高いんだけど。言葉の力って偉大。若手騎手もこういう厩舎と付き合うメリットは大きいよね。

 牝馬限定戦とは言え骨っぽいメンバーで実際のところ今回は厳しそうですが、こうした形でレースを使って、終えて、この厩舎・調教師さんが収穫を得てくれるかどうかが一番大事。こちらサイドは清々しい心でコンダクトレスの走りを楽しみます。レース後のコメントもね。

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