楽しみ。

5日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒0−52秒2−38秒2−13秒2)。「今日の追い切りに跨らせていただきました。3頭で進んで最後は同じ2歳と2頭で併せる形になりましたが、全体の動き自体は悪くなかったのかなと思います。手塚先生からの指示はあまりやりすぎる必要はないということだったのですが、やらなさすぎるのも良くないと思ったので終いだけ気合をつけて伸ばしました。求めるレベルが高い分、まだまだ物足りないと思うところもあるんです。息遣いであったりトモの送り、フォームなど。正直に言うと前回のほうがより手応えはあったので自信満々には言えないのですが、一方で折り合いはつきました。距離が延びることはプラスとは言い切れないですし東京コースと言うのもタフではあるので、できるだけロスを少なくして終いをしっかりと伸ばして勝負に持ち込めればと思っています」(三浦騎手)「今日は皇成に跨ってもらって追い切りを行いました。先週同様2歳馬と併せて終いを伸ばしたのですが、相手も動く分、目立つ動きではなかったのでしょうが、時計的には5ハロン68秒くらいでまずまずと言える内容でまとめてきていますよ。皇成は大きなことを言っていないようですが、東京の1400mという条件替わりも確かに気になるところですし、チャレンジという意味合いが強いレースですからね。今後のためにもいい競馬を見せてほしいと思っています」(手塚師)8日の東京競馬(京王杯2歳S・芝1400m)に三浦騎手で出走を予定しています。

 アンチの多い三浦君。彼は叩きやすい騎手なので、そっち側に回ると楽なのは分かります。一口馬でヘグられて、彼くらい頭に来るのはユーイチくらいでしょう(私的にはユーイチと四位はなんか霞のような存在になりつつありますけど)。ようは実力以上に優遇されていると感じやすいんですよね。

 でも私は、彼は基本、上手いと思ってます。ルーキー時代、北海道シリーズで見せていた騎乗は、明らかに恵まれた下手くそのそれではなく、一流騎手の片鱗を感じさせるものでした。ただ、技術や戦略性という部分ではなくメンタル…リスクヘッジの部分で(これは馬に乗ってないときも含め)、思い切りの良さと迂闊さは表裏一体で、ミスが人一倍大きく見えるんですよね。まあ、リスクヘッジも戦略の一部ですけど、リスクを避ける騎手はもう勝負師としては終わってますし、無難に回って着を拾うことよりも、勝ちに行っての結果残念は、ある程度は許容すべきかなと。彼のせいで負けた、と感じるレースは、彼のお陰で勝った、と感じるレースで相殺してあげたい。その意味では、関西のリーディング上位より、彼に見所を感じるわけです。それも、凝り固まったアンチの目に掛かれば、彼じゃなきゃもっと楽に勝てた、となるのでしょうが。私は前走のカンナS。戸崎騎手に怯まず喧嘩に行った、あのガッツは買いたい。関東起点に競馬やってる者としては、ナベヒロや大知、大野君の他に三浦君や杉原君が地方出身騎手に抵抗して貰わないとつまらなくもあり。この中でリーディングに向くキャラはなんだかんだ三浦君しかない気がするんですよねー。


 前置き長くなりましたがサフィロス。基本は1200の馬だと思いますが、2歳戦と3歳春はとにかくJRAはスプリンターに居場所を与えない方針なので、距離伸ばす以外の道がありません。相手も適性定まっていない時期の1400ならノーチャンスではないですし、溜める競馬をすれば直線爆発しても。非常に前向きに楽しみなレースですし、逆に惨敗しても失う物は何もないレース。こんな気楽に迎えられる重賞はそうそうありません。しっかりここへ使ってくれたことに感謝です。

 三浦君の中でもこの馬の評価は定まっていないようですが、少なくとも手放したくはないでしょう。手塚厩舎の大物は外人か地方騎手のイメージ多いですが、外人挟んで鞍上が固定されない状況は余り好ましくないので、戸崎あたりで固定できない限り、三浦君でOKです。是非他の出資者にもそう感じられるような競馬を見せて欲しいですね。インで脚を溜めて、スムーズに外に出せればバンザイ。もし内で詰まっても慌てないでね。


 ハープスター同様、この馬の周囲もイタイ輩が沸きつつありますが、ファンや出資者がアンチホイホイになって馬や陣営を貶めるのにはげんなり。そんな輩に三浦君のこと言う資格があるわけもなく。走る=掲示板や出資者のブログを一切見なくなる流れは何とも言えない。自分が10年、年取ったってのもありますが、一口界隈の精神年齢もぐっと下がったなーと痛感します。益々一口引きこもりが進んでしまうわあー。

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