年度別振り返り企画・第1世代

 某氏のサイトを見ていて「そういえば去年で一口10年だったのに何にも振り返り的な企画やってねえや」と気づき、遅まきながらデビュー年から1世代毎に振り返っていきたいと思います。正直初期の振り返りはしんどいばっかりなのですがw最近はキャロのドラ1(3年前は最優先抽選漏れ)が3世代連続でOP勝ちしてたりでなんか調子良い風ですが、調子に乗らないように&「あーこんな痛い目に遭って辞めなかった末なのね」と思っていただければと。忙しくなったり、飽きたりで途中でやめる可能性もありますがご了承ください。
 
■2002年生まれ

  • 所属クラブ:サウスニア(新規)・ウイン(新規)
  • 出資4頭:メテオグローリー(3勝)・ウインマジェスティ(2)・ウインルミエール(1)・エリンズフォレスト(1)
  • 勝ち上がり率:100%(4/4)
  • 通算成績:7-1-2-4-5-18/勝率.189
  • 出資成績:出資代金40.96万/回収賞金14.4万/回収率35.1%


 馬券はガンガン買ってたしネットでも馬関係の活動していたけど一口とは無縁だった時代。数年前から何社かのカタログは取り寄せており(タイキシャトル世代の活躍を見て一口に現実的な興味を持った)、その中で良いなと思っていたウインシュナイトの活躍や、POG指名したウインクリューガーなどの走りを受け、ウイン入会。サウスニアはマル外フェチの自分にとって余りに魅力的で、当時は抗うすべがなかった(被害者友の会の盟友達は皆そうだろうな…)。


 ウインマジェスティはダンスインザダーク産駒。瀬戸口厩舎とスカーレット一族で出資。一口はじめた当時、伊藤雄・池江・瀬戸口の御三家(個人差有り)はやっぱり是非体験したい厩舎だった。結局瀬戸口さんしか味わえなかったけど。スカーレット一族もダイワルージュくらい(ダメジャはデビュー前、サカラートはまだ条件馬)で全然話題にもなってなかった。母は後にセントライト勝ちのウォークスターを産んでおり、ポテンシャルは確かだった。当馬も平地では未勝利を勝ち上がるのに苦労したが、3歳夏に早々と障害転向するとデビュー戦を快勝。2戦目のOPも持ったままの手応えで勝負所を上がってきたが無念の故障。そのまま引退となった。当時も今も3歳での障害転向はレアケースで、しかもデビュー勝ちとなると本当に数えるほど。非常に飛越が上手く、一口界隈ではトップクラスの障害馬だったと思うし、古馬になれば間違いなく重賞の2・3個は取れたはず。この馬が無事だったら色々一口キャリア変わっていただろうな。それはまあ、この辺の時代の馬全部に言えることなんだけど…。ルメールや、当時地方所属の岩田・吉田稔が乗ったり、平地ラストは武豊だったり。外厩システムもない時代の瀬戸口さんの数使うスパルタっぷりはちょっと今では考えられない。今の「馬を作らない」スパルタとは大違い。諸々良い経験&思い出です。


 ウインルミエールはセイントバラード産駒のマル外。わざわざこんな馬に8万出しているあたり、当時の私のミーハーぶりが覗えます(セイントバラードはヘイロー×バラードって血統で、当時カイトヒルウインドが日本でも走りつつあり、注目してたんですよね)。この馬はホント、ローテーションもコンディショニングも酷く、初年度からがっつり「調教師(厩舎)って大事だわー」と私に思い知らせてくれました。ある意味、今へ続く一口スタンスの基礎を作った馬だと言えます。デビューから短距離を使い一定の実績を残した馬を勝ち上がり後は何故か中距離路線に。さっぱり成績が上がらないのに更に距離延長。惨敗後「次からは短距離で稼ぐよ」と言って壊して終了。この厩舎は本当に誠意というものを一切感じさせない。未だに世間の評価は一流ですが、圧倒的に預託馬のレベルが高いだけで、私の目から見ると、今でも素質のある馬を次々に潰してってるようにしか思えませんけどね。ちなみに勝ち上がりはアンカツでした。


 エリンズフォレストは角居厩舎のデインヒル。高かったですけど、当時は、次の馬も含め、こんな凄い馬この値段で買えるんだ、と大変満足していた記憶…。祖母はサドラーの妹ですからねえ。デビュー遅れてダートから下ろしたものの、2戦目の府中をデザーモで快勝。その後も中長距離で活躍が期待されましたが屈腱炎になり、わずか4戦で引退でした。デインヒル・角居調教師共に、この後もずっと狙いましたが結果は出ず。それでもどちらにも何の不満もありません。この馬に関しては、今、同じ値段で行くかと言われるとちょっと困っちゃいますけどね…。


 そしてメテオグリーリー。この馬は成績以上に、今の一口のコミュニティに繋がる基礎を築いた馬として、大功労馬です。当時既に凋落の片鱗は見えていたカズーでしたが、依然関東トップブランドではありましたし、なんと言ってもアイアンホースGCWの初年度産駒。母も兄もG1ホース。トリプティクやジェネラスと同牝系。こんな凄い馬この(略)。デビュー前に1人バックドロップという離れ技を決めて未出走のまま地方へ。中央へ戻ると500万の勝ち上がりは少し苦労したものの、降級を経て500万→1000万と連闘で快勝。先々に大いに期待させてくれましたが…その後は書かないでおきます。藤沢流「馬優先主義」のカラクリと、クラブそのものにも不信感を抱いて退会に至ったこともあり、今では収穫のプラマイは完全にプラスです。繰り返しますが、何より、この馬の存在を通じて、多くの一口同士と知り合い、その流れが今も続いていることには感謝しかありません。


 結果的に初年度は大赤字でしたが勝ち上がりは100%。右も左も分からず、ただミーハー根性のみで突貫したデビューとしては悪くなかったかなと思いますね。全馬故障引退で無事なら、と思いますが、無事じゃないから買えたのでしょうし。良い授業でした。


 辛かっただけの2年目へ続きます(たぶん)。

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