(メテオグローリー)言いたいことは山ほどあるが

 経過観察を行いつつ、今後の見通しについて藤澤調教師・担当獣医師らと慎重に協議を重ねました結果、やはり、競走能力の低下は否めず、全力疾走を求めた際に再発する可能性が非常に高いとの判断から、志半ばではありますが、やむなく本日付けにて競走馬登録を抹消いたしました。なお、出資会員の皆様には、詳細を書面にてお送りいたしますので、到着まで今しばらくお待ちください。これまでのご支援に対しまして、心より感謝申し上げます。ご声援、誠に有難うございました。
「ようやく復帰がみえてきた矢先の出来事だけにショックは隠せませんが、肺出血は競走馬にとって致命的とも言える症状のひとつ。程度が重く、仮に長期の休養を挟んで立て直しを図ったとしても、結局は仕上げの段階で無理を強いることになり、馬を酷使するだけとなってしまいます。残念ではありますが、致し方ありません。復帰が叶わず、会員の皆様には本当に申し訳ない気持ちで一杯です」(藤澤調教師)

 とりあえずカズーは被害者面してはいけない立場だと思いますがね。

 サウス5歳世代はエリンズフォレスト、この馬と、大きな夢を抱かせてくれつつ、どちらも能力を発揮する前に終わってしまった感じです。そのエリンズの1勝に対し、3つ勝ってくれたメテオに対し、本来ならもっと満足感があるはずなのですが…今あるのは「裏切られた」感だけですね。いや、私が勝手に期待して、勝手に失望しているだけなので、向こうにとっては良い迷惑でしょうが。

 ともかく、藤沢和雄厩舎には二度と出資しない事だけは確かです。管理不行き届きの山積みみたいな競争生活でした。5歳秋の引退とはいえ、実質我々がこの馬の競争を目にしたのは、地方を別にするとわずか9ヶ月。恐ろしく短いです。このブログ、そして、めておさんのブログの中核を担ってきた馬。本当に寂しいですね。でも、これからもブログは続けますので、皆様よろしくお願いいたします。

 メテオグローリーにはとにかく「ありがとう」「お疲れ様」と、言いたい。そして「不幸だったね」と。他の厩舎ならどれだけ…という気持ちは、引退する度に、それぞれの馬に思うことですが(瀬戸口流でバリバリ使って貰えたウインマジェスティ、角居厩舎の各馬、そしてフォルタにはそんな気持ちはないですけど)、この馬ほどそれを思うことはありません。調教師にスポイルされたと言って差し支えないでしょう。それと、育成場に。それでも、我々に届けてくれた3つの勝ち星は本当に嬉しかった。

 あとクラブの「慎重に協議を重ねました結果」という部分に、強烈に言いたいことがあるのですが。「決定事項」の「早急なる」報告義務。何度も言いますが、クラブが唯一にして絶対、会員に対して負う義務です。改めて、2歳世代に出資しなくて良かったです。

追記:めておさんのブログでも書かれていますが、事故翌日の時点で、ルドルフ2世さんがクラブに電話して「引退」の方向で回答得ていたんですよね。それを、翌日ではなく、今週発表したというのは…例のインタビューでのこの馬に触れなかったことも含め、「もっと前から色々隠してたんちゃう?」という疑問を抱きます。まあ、そんな邪推は詮無いですけど…。

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