有馬記念

 決めました。やっぱりどう考えてもダイワスカーレットマツリダゴッホに割って入る馬が見あたらない。全馬、穴の域を出ないし、その割に人気あったりするし。

 というわけで、馬連を元返し程度に抑えつつ、本線は人気のないマツリダから。単を2万、馬単を2万。ええと、あとは元返しするために馬連を1.5万で平気かな? そんな感じで。強いて3番手挙げるなら、エアジパングとなるのかなあ? 次いでエアシェイディ? サムソンは出来云々以前に過去2年の有馬の内容考えると買う気しないし、スクローンヒーローも流石にJCの反動が無いとは思えないし。今年は、中山実績(特に2200)のある穴馬候補に乏しく、やる気が削がれますなあ。馬券を離れると、サムソン復活勝利で引退、とかでオッケーなんですけど。

 本気勝負は明日の東京大賞典。軸はフリオーソです。余計なレース使ってなければ、ボンネビルから行きたかったんですけどねえ。中央勢は、来る時は来るでしょうが、オッズほど信頼できません。

 以下、「私の馬券」に関して。興味ない方はスルーで。

 時折「本命党ですか? 穴党ですか?」と聞かれますが、答えに困ってしまいます。私は「当たる馬券党」ですw プロじゃないのですから、素人が、本命しか、穴しか買わないとか、やってて儲かるはずがない。ましてや穴予想なんてのは、基本的には「邪道」なわけで。本命を買えない・買いたくない理由がある時だけ、ないし、狙っている伏兵が居る時だけ、穴馬券の意義がある。新聞で、無理矢理毎レース大穴狙わされてる記者とか見ると、イラッとします。大嫌い。売り上げ上げるためには必要悪なんだろうけどさ〜。我々素人は、まずはそういった縛り脱して、好きな買い目をするのが、馬券で儲ける最低条件でしょう。

 同じ理由で、血統がどうこう、馬体重、ローテーション、パドックも、その時々で使い分けるようになりました。昔は断然パドック派だったんですが、あんなもん、当たりっこないですわw ずっと追っかけてる馬の、前走比をするにはいい場所ですけど。パドックも返し馬も、あくまで個性ですからね〜。馬体も同じ。冬場の増減がどうこうで機械的に消していたら、穴馬券には辿り着かないわけで。なので、強いて「何派?」と言われたら、「天の邪鬼派」とでも言いますか。「逆張り派」? 自分の気になった馬が、イメージするオッズより付けば思い印を付けるし、逆なら蹴る。大体どのくらいの配当だろう、と言うのは、実際のオッズを見る前に必ずイメージする、って作業を挟みます。これはかなり大事な気がします。

 一番良く買うのは2〜5人気からの馬券ですかね。特に、2倍前後の大本命が居る時の。馬連で言うと15〜40倍くらいの。基本的には、馬柱を見て、その辺の人気から、ぱっと思いついた馬券(本命が勝つ流れで一緒に来そうな馬)を買います。その際に「え、何でこんな馬がこんなオッズ?」と違和感を感じたら、初めて穴馬を考慮し出す感じで。外し方としては「かすりもしない」のは全然良いんですけど、本命が来てるのにヒモを拾い損ねた、とかはヤバイですね。根本的に、展開や馬場が理解できてない証拠なので。そういう時は、次のレースもっと真面目にやります。かすりもしないのは良いんですよ。それは予想が外れただけなんで。

 あとは、単純なんですけどやっぱり関東で馬券を買う以上、東京→中山の出し入れは良くやりますよね。阪神と京都より、効く感じがします。芝もダートも、連対馬がガラッと変わるので。開幕週の土曜日の連対馬の血統・ローテーションはよく見てますね。それで、日曜のイメージが湧いたら、何処も行かずにPATにかじりつくw 本当は、土曜の内に前残りか外差しかとかも含めて、買ってイメージを作るのが良いんでしょうけど、週2日も馬券どっぷり浸れる身分ではないので…。ローカルの出し入れは、昔ほど真面目に考えていません。特に、最近は秋の中山がローカルになっちゃって、その流れを東京まで引きずってリズムを崩してしまうので。あくまで、(特に2歳3歳で)何処のローカル組がレベル高いかな、とかその程度。ローカルの馬券は、午前中からちゃんと買う人しか当たらないように出来てますね。重賞は、平場の延長線。中央は、重賞だけ適当に勝ってても何とかなります。

 当たった時に「うらやましい」と言われることがありますが、馬券的中ってのは、基本的に、ラッキーパンチか、日頃の研究(買ってる馬券の数・金額)の成果ですから。私は年間に1000レース以上は買ってます。過去10年ずっと、金額も3〜500万くらい。それで、漸くここ3・4年、ラッキーではない当たりが増えてきたイメージ。年間数十レースしか買わない人が、うらやましがっても、仕方がないのですよ。それだけJRAに貢いできたわけでw ギャンブルで勝つには、人より研究すること。それしかないですよね。秘訣なんて無いです。私の「勘」の部分は、誰にも伝えることは出来ませんから(それを事前に伝えようとすると、予想下手の部分が出てきて酷い馬券を買ってしまうので、あまり詳細な馬券予想は今後もしないことにしますw)。一口も同じですね。通算100万そこそこの出費の私が、50頭100頭買ってきた人を羨んでも仕方ないわけで(それでも、人なので羨ましいと口にしてしまうのですな〜)。もっとがんばらなあかん、と思う次第で。

 ああ、でも馬券やってて一口やってない人には、是非一口も始めることをお勧めしたい。同じ馬・厩舎を見るのでも、馬券は2Dの視点なわけですよ。一口をやることで、インサイドが垣間見えて、立体的な視野が確立される。思えば、私の馬券的中向上は、秘匿を始めたタイミングとほぼ合致しています。確実に、一口の出費(大きくマイナスで御座います)が馬券に返ってきてますね。「何だよ、あのレース!」と怒るような馬券、昔は良く買ってました。最近は、「やっぱ、ああなると思ったよ」とスルーできています。この情報や、取捨は、馬券買ってるだけではなかなか難しい。逆に言うと、一口やってる人は、日頃の愛馬を通じて得た情報を、馬券に活かさないのは勿体ないと思うのです。あ、でも現役期待馬が居る厩舎は駄目ですよ。愛情で目が歪みますから。「もうこの厩舎は嫌だ」という目にあって、暫くは馬柱でその厩舎を見るだけで嫌気が差すのですw そこを越えると、その厩舎の「買い時」「消し時」が見えてくる。是非、やってみてください。一口のダメージを馬券で取り返そう! あ、一口の研究成果が活きるのは、重賞より平場だと思うので、その辺もお大事に。

 とまあ、有馬と大賞典を外したら、こんなん書いても恥ずかしいだけなので、この辺でw

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。