改善?

■09年から厩舎の管理頭数の上限削減へニッカン

例えば24馬房の厩舎は、これまで72頭まで管理できたが、来春からは4馬房分は2倍として計算し60頭プラス8頭の68頭にする。これは経過措置として実施されるもので、その後は1年ごとに段階的に削減。将来的には20馬房以上の各厩舎は一律60頭にする計画となっている。

 前から出ていた話ではありますが。一口的には、より一流厩舎の敷居が上がる反面、調子が良くても戻して貰えない状況が少しは緩和するかも知れないので、良いことなのかなあ?

 とりあえず回転数で勝負してる厩舎は少しダメージですな。駆け込み引退や転厩がありそう。

 TARGETを見ると、現在60頭以上の馬を管理している調教師は東西あわせて11名。その内、3歳以上(2歳を除く)だけで60頭を超えてしまっている厩舎が2つ有ります。

  • 藤沢和雄美浦 総登録馬71 2歳07 3歳25 4歳19 5歳16 6歳上07
  • 森秀行 /栗東 総登録馬65 2歳05 3歳32 4歳12 5歳08 6歳上08
  • ==比較用==
  • 角居勝彦栗東 総登録馬57 2歳15 3歳22 4歳12 5歳03 6歳上05

 やっぱこいつらかぁ〜w カズーなんかあれだけ馬壊しておいてこの数字。恐ろしい。まあでも実際問題、2歳の登録すらままならない状況で、来春から4頭上限が削られるわけで、現3歳未勝利馬や、4歳上500万馬の肩身は相当狭くなりそうですね。そして、そんな状況で頑張るロイヤルキャンサー(森厩舎・10歳)に幸あれ。カズーの3歳未勝利は9頭、森は16頭。カズーは大馬主の馬ばかりで対処が大変そう。森ん家もダノックス3頭、スマート大川さん4頭、アグネス渡辺さん3頭。この辺の人はどう思ってるんだろうなあ? 我々みたいなせせこましい思考は持ってないのかなあ?

 それに引き替え、「売れっ子になったせいで今後は馬の回転が相当シビアになる」と言われている角居厩舎の数字の健康なこと…。やっぱこの人凄い。まあ、この数字は「現中央登録馬」なので、未登録馬を含んだ現状は見えませんが、少なくとも3歳上のコントロールの巧さははっきり見える。5歳以上はずらりとOP馬が並びます。その中にプリンセスデザイアの名前が…改めて申し訳ない気持ちで一杯だ。

 あと気になるのは池江ジュニア。父(66頭)の勇退近い状況で、登録数は58頭ながら、2歳は僅か5頭。当然、馬主としては「息子さんの厩舎へお願いできないかな」となるでしょうし、しがらみ的に断れない馬もいるでしょう。そうなった時に最初に割を喰らうのは…やっぱりクラブ馬だろうなあ。現2歳も含め、暫くはクラブ馬受難の時期になりそうです。今年から数年は池江ジュニアは避けて出資しようかな〜?

 あーでも今回のニュースの件も含め、「2歳3歳がどのくらいいるか」というのは、1歳に新規出資する上でもっと検討しなければいけないファクターですよね。キャロの厩舎発表されたら、有力馬&出資候補馬の厩舎に関して、統計取ってみたいと思います。

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