微妙すぎる……

 サウスの新規募集が会員サイトで発表されました。
 一言で言うと「懐古主義的で開拓精神ゼロ」。

 まあ、以前からの会員は皆さん思うことでしょうけど、もうサウスは私(我々?)の望むクラブとは決定的に違う道を歩み出していますね。今後募集される馬は、元クラブ馬を母に持つ血統と、クラブ馬と同じ父を持つ「柳の下の泥鰌」血統、そして地味な「社長がセレクトしてきた馬」。はっきり言って、3者とも私の望むサウス像からは激しく乖離しています。感じるのは「安定志向」「冒険心の放棄」「長く良い脚を使う500万クラスのステイヤー」w

 私がサウスに入会した理由は「ここでしか出資できないマル外が居る」ことと「マル外の中で色々選べる」こと。いわゆる「未知のロマンに投資して、外れても良い夢を見られるクラブ」であること。はっきり言って内国産はどうでも良いのですね。ゆかりの血統も。ルクシオンにこそ出資しましたが(これはタキオンの初年度に出資したかったからです)、他は全てマル外、そしてデインヒルDanehillを除くと、初年度産駒のマル外種牡馬か、レアな種牡馬フサイチペガサスFusaichi Pegasusにしても、GCWにしても、一度出資したことのある種牡馬の子に、サウスで手を出す気は全然しないです。それこそ、デインヒルは別格ですけど、これらの種牡馬デインヒルの域に達する可能性は限りなくゼロだと思いますし、すなわちアベレージも相当差があると思いますし。

 十数万(一口)する馬も居つつ、それらの影で微妙な光彩を放つ6〜8万クラスの募集馬。それこそが私の「ツボ」だったわけで。フォルタレーザであり、プリンセスデザイアであり、これは追加募集ですが、アルシラートであり。ファストロックもですね。

 そういうこと引っくるめて私がサウスに感じた魅力は「切れ味」。それも、短距離馬の。安定感とは対極に位置するクラブ。だからこそ、私が入会前の時点で、底辺に位置していたクラブながら躊躇なく入会しました。まさか、こんな短期間で、その存在意義とも言える魅力を完全放棄してのけるとは思いませんでしたけどね…。

 まあ、とりあえずさっぱりしましたね。今後も追加募集あるでしょうけど、私は補償を使うことなく、現出資(3歳)世代で終わりで良いですわー。長く一口という趣味を続ける上では、喉元過ぎて食指が動くような魅力をサウスが放ち得ないと確信できるのは、個人的に良いことです。現2歳も私の一番興味あるゾーンが泣かず飛ばずだし。前から言ってるように新体制のポリシー、言動が私の主義と180度反対なのも諦め付いて良いですし。ええ、評価は一貫して0点ですよ。サウス会員は喉元過ぎるのが早い傾向があるように思いますが、そういう意味でも、私は現在〜今後のサウス向きではないのでしょう。

 しかし、「日本人に受ける」馬ばっかりだなあ、新規募集馬。正確にはキャリアのあるサウス会員に受ける馬。そういう意味では、経営のツボは押さえてますけどね。私はオンリーワンが欲しい。サウスを辞める以上、私の一口構成要素の大きな部分を占める「マル外を持っている満足感」を満たす手段をどこかで講じなければいけないんだけど…東京TCがその役目を果たしてくれたら、言うこと無いんだけどなあ。東京TCのカタログが先について良かったです。東京の募集馬見たあとなので、これっぽちも食指が動きません。私にとってはウイン+サウス(しかもどちらも現時点の、ではなく私が入会する前の)で理想のクラブ。あとはマル外が増えれば完璧だが。

 現在のラインナップで補償をどれかに使うとしたら、相変わらずクライスレリアーナ以外あり得ないんですけどね。今の森厩舎に追加で出す気はしないなあ。クライス、東京に来ないかなあw

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