ＪＲＡでは来年１月から、未勝利戦と古馬５００万下の出走馬選定方法が変わることになった。従来は３着以内の馬が優先的に出走できる規定だったが、来年からは５着以内に変更される。掲示板を確保した馬に出走枠を広げることによって出走馬の充実を図ることが狙いで、下級条件からハイレベルな争いが見込めそうだ。また、３走続けて９着以下に敗れた馬が１カ月の出走停止となる規定についても、３歳未勝利戦のみ廃止されることになった。未勝利馬は出走回数が限定されつつある中で、短距離戦では着差がわずかにもかかわらず出走停止になる馬が出ていることから、見直しが決まった。古馬５００万下は変更はない。
競馬界全体としてはそうでもないかも知れないけど、一口馬主的には大改革ですね、これ。字面通り、掲示板に来る力のある馬によりチャンスが増えることになるでしょうし、逆に言えば掲示板に乗れないと除外ラッシュがより酷くなりそう。３歳未勝利戦のペナルティ無しも、大きな変更。これについては、正直現状のままでも良いとは思うのですけど。前走９着以下の馬が１月空けずに出られる時期は限られるし、３走続けて９着以下の馬が１月空けずに激変する可能性は限りなく低いですし。それならタイムオーバーの規定をもうちょっとシビアにしてはどうかと思いますけどね。
まあ、何が言いたいかというと、前走４着で、恐らくこのまま中央アウトになるミネラロジストは運がないなあ、とｗ でも「下級条件からハイレベルな争いが見込めそう」に関してはやや疑問も。入着を繰り返すことで消耗した馬が使い詰めて勝ち上がるというケースはかなり少ないように思えます。まあ、掲示板確保した馬が、次走確実に出走できるので、体調重視で間隔を空けるというパターンの成功例は増えると思いますけど。馬券的な感覚で言うと、この時期２・３着を続けてる３歳未勝利馬より、デビュー戦と休み明けの馬から買いたいと思いません？
