頑張れ1勝馬!

 今週末は、フラワーカップ、若葉S、スプリングSがあります。クラシックへ向け、良い準備をしたい出走権持ちの馬あり、昇級の勢いに乗って本番への権利を獲得したい馬あり、抽選をくぐり抜けて、本番へのチャンスをモノにしたい1勝馬あり。思惑はそれぞれですが、実際、トライアルレースは、直前の重賞に出てきた馬で、権利を取る馬の傾向はどうなのか、ということを調べてみました。2004年からの5回。

■フラワーC
本番直前の重賞でありながら、トライアルではなく、かつ、本番より距離の長いレース。近年は、ここを踏み台に、本番で好走する馬が増えてきましたが、基本的には、桜花賞と言うよりは、オークスを睨んだレースという傾向。

・前走

  • OP/重賞 0−2−2−27
  • 500万勝 4−1−1−03
  • 500万負 0−1−2−16
  • 未勝利勝ち 1−1−0−09
  • 新馬勝ち  0−0−0−06
  • 距離延長  4−3−4−50
  • 同距離   0−0−1−09
  • 距離短縮  1−2−0−03
  • ダート   0−2−1−16

意外ですが、前走500万・未勝利勝ち馬が、既にOPだった馬を上回っています。OP経験馬は、ここよりもトライアルをステップに踏むケースが多く、ここは昇級の勢いでブッコ抜く馬が有利というレースなんでしょうね(過去10年でも前走OPだった唯一の馬はマイネヌーヴェルホープフルS勝ち)。前走OP・重賞組で馬券に絡んだ4頭はチューリップ賞2頭・ホープフルS組1頭・ヒヤシンスS1頭。特に、ここというステップはありません。今年は、ディアジーナパドブレや、エルフィンS2着のワイドサファイアが人気になりそうですが、果たして。

主力になる「前走500万勝ち」は、今回ゼロ。今年は例外的な年になりそうですね。

未勝利勝ちで馬券に絡んだ2頭は、いずれも、連対率パーフェクト。新馬勝ちの馬が通用していないことからも、ある程度キャリアがあり、かつ凡走していない馬が良さそうです。と、今年の出走予定馬を見てみると…連対率パーフェクトの未勝利勝ち馬はいませんでした。うーん。過去5年の勝ち馬と同じパターンがゼロ、ってことで、今年は新しいパターンの勝ち馬が出る年ですね。

距離に関しては、延長組が実績高いですが、短縮組は連対率5割で、成績的にはより優秀。延長組の馬券圏内11頭中、10頭がマイルで1頭が1400m。1200からの延長は消しですね。短縮は2000mが2頭、2400mが1頭。前走ダートの3頭は府中のマイル2頭、京都1400m1頭。

・データからの有力馬

前走重賞勝ちのディアジーナは、基本、このレースには出てこないタイプの馬で、ここは格でブッコ抜く公算大。OPで崩れていないワイドサファイアもまずまず。500万組はマイルで僅差のエストシャイン、1400で僅差のシルクナデシコ、ナリタシリカ。未勝利組では4着以下のないコイクレナイ、5着以下のないロジゴールド。

ピースエンブレムは前走を度外視すれば買える馬だが、前走2桁からの巻き返しは1頭だけ。その唯一の例は、前走ダートで、キャロ馬のスルーレート。再現ある?

中山芝1800はコーナーが多く、スタミナ血統が有利。ダンスインザダークスペシャルウィークも良く走りますね。ウォーエンブレムは、と言うと、先日触れましたが、中山芝1800は複勝率100%。期待が膨らみます。連対馬は関東8:関西2。勝率・連対率共に関東馬優位。良いことじゃ。

■若葉S
以前は中山で行われていたレースで、アネモネSと入れ替える形で2000年から阪神開催に。一昨年の皐月賞馬ヴィクトリー、皐月賞3着のフサイチジャンク、ダービー2着のハーツクライらが勝ち馬に名を連ねており、好走馬はその後も注目。権利取れなかった中にもシックスセンスモンテクリスエスがおり、侮れない。過去5年の平均出走頭数が11頭と、少頭数になることも、素質馬が上位に来る要因か。

・前走

  • OP/重賞 5−2−2−17
  • 500万勝 0−2−1−08
  • 500万負 0−0−0−09
  • 未勝利勝ち 0−1−0−04
  • 新馬勝ち  0−0−1−01
  • 距離延長  3−0−3−25
  • 同距離   2−2−1−06
  • 距離短縮  0−3−1−09
  • ダート   0−0−1−10

こちらもはっきりした傾向。勝ち馬は、全て前走OPクラスに出走していた馬。しかも全馬4着以内。馬券圏内の9頭で見ても、全馬が前走5着以内。「OPで掲示板に乗っていた馬が格を見せるレース」と言っていいでしょう。今年は前走OP5着以内が4頭。主力はこのグループで間違いないですね。

500万勝ちから勢いを付けて挑戦した馬で、権利を取ったのは2頭。キャプテンベガは未勝利→500万と連勝、タカノデンジャラスはOP2着があり。3着のケージーフジキセキもOP2着。昇級戦で通用するには、ある程度以上の実績が必要そうです。

未勝利勝ちから権利を取った馬はサンライズマックス。強いて言えば阪神2000経験と距離実績がある馬ですが、傾向と言えるようなモノは見いだせません。

新馬勝ちから3着したのはナタラージャ。このトライアルは2着までなので、あまり傾向を調べる意味はありませんが、中距離の新馬を勝ってきた馬は安易に消さない方が良いかも知れません。

距離延長での勝ち馬は1800mが2頭、マイルが1頭。同距離の連対4頭は京都2頭、阪神と中山が1頭。距離短縮の2着馬3頭は2200mが2頭、2400mが2頭。

前走ダートの3着馬1頭は、佐賀で勝ち上がったトーセンシャナオーで、これは例外視して良さそうです。ダート勝ちでは通用しないレースと言って良いでしょう。

・データからの有力馬

共同通信杯3着のトップカミング、すみれS勝ちのトップクリフォード、同2着のマイネルプリマスきさらぎ賞4着のベストメンバー、この4頭は好走条件が整っています。短縮の2頭は2着まで、延長の2頭は頭から狙いたいです。

500万勝ち組では、萩S3着のあるマナクーラとデビュー戦を除くと連対率パーフェクトのヤマニンウィスカーが「準合格」。

新馬、未勝利組では、トライアンフマーチとアドマイヤアゲインが軽視禁物か。

対馬は全て関西馬関東馬はあまり気にしないでよさそうです。

トライアンフマーチAITOさんの出資馬。サンライズマックスと同じ母父ダンシングブレーヴで、前走、遊び遊び使った末脚が嵌れば突き抜けても不思議ではありません。応援します。

スプリングS
弥生賞と並ぶ、皐月賞の最重要トライアル。ここで権利を取りたい1勝馬、2勝馬にはかなり敷居が高いレースというイメージがありますね。ダイワメジャー(3着)、メイショウサムソン(1着)の2頭の皐月賞馬、ドリームパスポート(3着)、サンツェッペリン(9着)の2頭の2着馬を輩出。例年ハイレベルながら、連対馬皐月賞でさっぱりの年もあり、本番へ向けての信頼度は、機械的には割り出しづらいモノがあります。

・前走

  • OP/重賞 4−5−2−35
  • 500万勝 1−0−2−15
  • 500万負 0−0−1−07
  • 未勝利勝ち 0−0−0−01
  • 新馬勝ち  0−0−0−00
  • 距離延長  1−2−1−26
  • 同距離   4−1−3−18
  • 距離短縮  0−2−1−16
  • ダート   0−0−1−13

権利を取った15頭のうち、11頭が前走OPクラス。若葉S同様、明らかに格がモノを言うレースです。少々意外なのは、連勝馬はゼロ(前走勝ち馬で2・3着した馬は計3頭)。2着からの巻き返しが勝ち馬3頭、2着1頭と主力グループ。前走3着が1勝。6着以下からの巻き返しが3頭。3頭は全て、OP勝ちか重賞2着以内があり、実績に乏しく、前走大敗した馬は巻き返せないレースです。

500万勝ちから連勝したダンスインザモアは3戦2勝。3着の2頭も含め、いずれもマイルで勝ち鞍があり。スプリングSって、ある程度スピードがある馬じゃないと通用しないイメージもあります。マイル実績というのは重視した方が良いかも知れないですね。

500万負けと前走ダートは同じ馬で、ダイワメジャー。当然芝向きの馬ながら(デビュー戦は芝2着)、陣営が諸々気を遣ってダートを走っていた馬。血統面や陣営のコメントから、芝向きがはっきり見えるダート馬は買いか。

距離延長・短縮共に、1200m以下/2400m以上からの好走は無し。1400〜2200までが好走ゾーンです。特に1600〜2000ですね。一番の好走ゾーンである前走1800mは、ダイワメジャーを除き、全馬が共同通信杯orきさらぎ賞3着以内。マイルや2000からの組は前走500万条件も多いため、これは一つの傾向かも知れませんね。

・データからの有力馬

共同通信杯3着のトップカミング、きさらぎ賞2着のリクエストソングは好走必至。前走マイル組では朝日杯2着のフィフスペトル、アーリントンC2着のマイネルエルフ、500万勝ちのレッドスパーダが有望。短縮組は2着までか。そうなると、人気のアンライバルドは重視しづらい。延長組からは安定サンカルロを。

フィフスペトルかんちさんの、レッドスパーダ阪神TCさんの出資馬。どちらも上位争いをしそうですね。

3着以内馬15頭の東西内訳は東9:西6。勝率・連対率・複勝率いずれも関西馬が若干の優位。関西馬は、人気になる傾向にあり、人気>着順。関東馬は人気<着順。


とまあ、抽選前にこんなエントリを起こしてみましたが、ピースは出走できるかどうか、まだ分かりません。抽選漏れしたら、上記データを加味して、冷徹に馬券を取りに行きますw

しかし、フィフスペトルの追い切り、今度は同じく「13−13を指示」して、49.2〜12.3。三浦君の追い切りの誤差は1.5秒。今回は2.8秒。それでも上機嫌。なんだかね…。

あと、オッキオディガットは元の蛯名騎手に。ルーキー、先週は2レースしか乗れなかったし、なかなかシビアですな。