デットーリ、遂にダービー制覇

■デットーリ騎乗のオーソライズドが優勝=英ダービー

 おめでとうデットーリ。それにつけてもモハメド殿下の器の大きさよ。オーナーが騎手を囲うってのはこういうことだよな。企業でも一緒だけど、日本人的発想だと「契約したからそれはダメ!」というのが先立つが、ダメ・ダメ・ダメで通してたら使われる側はどんどん損していく(少なくとも損した気分になる)わけで。会社に尽くすと言うことのプライオリティを上げるために、まずは使われる側の求めているモノを叶えてあげる協力を惜しまない。その上で、心おきなく会社のために身を粉にして貰う。殿下は「生まれながらのリーダー」であり「尊敬されるリーダーであるための努力を惜しまない人」だなあ、と、まあ、フィルタを通してのみしか本人を知らない私がこれだけの事象から語るのは傲慢かも知れませんが、敬意を感じてしまいます。

 日本の騎手のクオリティが伸び悩んでるのは「日本的な企業社長」ばっかりがオーナーだからかも知れないね。これも外人オーナーが参入したら劇的に良くなりそう。

 一方でオブライエン調教師は…来年も頑張ってください。

 2着馬はザ・ロックの子です。頑張ってるね。母系の質と育成のレベルはさておき、ファストロックにもお裾分けを〜。

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 上記エントリの「騎手の話」は、ウオッカ凱旋門賞遠征を語る人は見ておいた方が良い内容。ファンの納得する騎手を確保するのはかなり大変。でもそれは必要な作業ではない。勝てる騎手であればいい。見たいのは「誰が乗るか」ではなく「ウオッカが通用するか」。

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