ジャパンカップ展望

 ジャパンカップ。私の一番好きなG1レースだが、今年は海外馬が実質ウィジャボード1頭という事で、国際レースとしての華はない。残念。

 無敗の3冠馬ディープインパクト、ドバイの覇者ハーツクライ、今年の2冠馬メイショウサムソン、国際G1馬コスモバルクなどの国内陣と欧州年度代表馬ウィジャボードの組み合わせは、純粋にレースとして興味尽きない。伏兵もスウィフトカレントドリームパスポートなど充実。

 それでも、馬券的なことで言うと「3着に何が来るか」だけのレースには他ならない。ディープとハーツの2頭は頭2つ以上抜けている。ハンデ戦でもない限り、日本馬がこの2頭に先着するシーンは想像できないし、アメリカで渾身の競馬をして、お釣りで望むウィジャボードにも酷。

 ならば、2頭の順位付けと、3頭の買い方。

 色々あったが、20年弱競馬を見てきた中での最強馬はディープ、という評価は変わっていない。有馬記念ではあまり過信したくないが、ここは頭から狙うほか無し。ハーツも素晴らしく強い馬だが、ルメールに負うところが大きく、ペリエとSクリスエスコンビもそうだったが、取りこぼしがありそうなのはこちら。逆に有馬では頭から行きたいが。

 3着はスウィフトカレントドリームパスポートの2頭に絞って狙いたい。ずば抜けて強い馬が居るレースでは、準ずる力を持っている馬ほどその影響を受け、レースに飲まれやすい。上記2頭は色気を持たず自分の競馬に徹しそうな能力、騎手。

 割合的には、予算を6:2:2で割って、ディープ→ハーツから上記2頭を6割(2点)、ハーツ頭から2頭を2割(2点)、ディープ頭から残り全馬へ2割(7点)と買って、狙った組み合わせ以外は元返しのイメージで。余裕があれば一応ハーツ3着のサンドイッチ馬券も少々。

 いずれにしても、馬券で大きな実りを得るのは難しいレースになった。スポーツとして楽しむようだ。

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