良く追いついた!

鹿島戦、負けに等しい内容・展開の中ワシントンのゴールで追いつき、値千金のドロー。

サッカーの本質は勝ち点ではなく、得失点差に出る。勝ち点では5チーム以上が僅差に並ぶ展開も、得失点差という本質を通すと、3チームの首位争いであることが分かる。すなわちガンバ、レッズ、フロンターレ

突進力を削がれつつあるフロンターレは正直あまり脅威ではない(後半戦を乗り切るには質・量共にまだまだ3枚は足らないだろう)。レッズにとって最大の敵は何と言ってもガンバ大阪。そしてガンバとの差を広げられないよう、苦手相手に勝ち点を稼ぐこと。アウェイの鹿島戦。首位に立った直後、代表招集後と言うこともあり、レッズにとっては正念場の一戦。

内容は正直褒められたモノではない。いつもの鹿島の展開、相手のリズムを削ぎ、心を折る得点を入れ、あとはひたすら刃を合わせない戦い振り。その術中に9分まで嵌った浦和。いつも通り、幻滅する負けが待っていた展開の中、ワシントンが光った。達也も素晴らしい、永井も素晴らしい。だがワシントンは「1対1では絶対止められない」という存在感に於いて今のJでは破格の存在。そう、エメルソンがそうだったように、FWに彼が居ることで、相手は90分の間一度も楽な呼吸をさせてもらえない。その存在が徐々に膝に来る。

ワシントンの復帰を喜ぼう。まだ完調ではないが。この勝ち点1は今年レッズが上げた勝ち点の中で最も価値あるモノだ。ここで負けていたら、ガンバと「近くて遠い」3差になり、逆に得失点で大きくリードする鹿島・清水にがっしり両足を捕まえられる最悪の展開になった。レッズがもし今期優勝できたら、必ず「あの鹿島戦で追いついたのが大きかったね」と振り返るはずだ。

繰り返すが、今日の出来は酷かった。負けが相応しい試合。ここで勝ち点1を拾ったことは本当に大きい。大満足。

新潟(H)、セレッソ(A)、大分(A)と続く日程。曲者相手だが上昇気流に乗ろう!

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