オシムか!

次期代表監督。オシムへ打診との報。

まだどう転ぶか分かりませんけどね。可能性のある人物の中では間違いなく最高の選択でしょう。日本の代表監督に有ればと願う素養は7つ。

1)欧州人であること→日本人の指導者のレベルは20年遅れている。外人監督が良いが、どこからか飛んできたトルシェの様な生き物ではなく、日本人が敬意を払い得るキャリアの持ち主がよい。日本での指導経験があり、しかも成功を収めているオシムはベスト。何故南米人はダメかというと、南米人は規律<情緒という壁を絶対越えられないから。それは魅力だが、日本の指導者としては致命的な欠点。
2)日本サッカー/日本人への造詣→日本でプレーした選手および監督の中でオシム以上に日本を「分析」出来ている人物はほとんど居ない。ジーコ帰化選手のように過剰に親日過ぎて日本人化してないところも良い。
3)教育者としての素養→日本サッカーは指導以前のレベルが幾つか残っているので、指導者以前に初等教育者としての能力が必須。その点で優れていたトルシェやオフトは指導者の素質に欠けている。オシムは申し分なし。
4)指導者としての素養→この点に関してもジェフを2段進化させ、母国を8強に導いたオシムのスキル、経験値は最高レベル。指導者としての素養はあったが教育者として経験値ゼロだったジーコとも違う。
5)実戦経験の豊富さジーコを見て痛感しただろうが、またヒディンクを見て憧憬を抱いただろうが、監督としての経験値、引き出しの多さが負け試合を勝ち試合に変える。オシムはその点においても最高レベル。
6)選手に対する威厳→選手が従わざるを得ないオーラ。これは実力にそぐわない自我を持っている今の日本選手には絶対必要。絶対的な選手能力か、監督能力か。オシムは後者で最高レベル。
7)マスコミ・サポーターに対する威圧感→日本マスコミはバカなので、監督の足を引っ張ることに死力を尽くす。サポーターも目先の成果でしか評価できない目の持ち主。それら「足手まとい」を言下に一蹴し、沈黙させるにはオシムのようなキャラクターはベスト。これがイチローや中田では、年功序列社会で嫉妬の対象になる。

可能性を無視しても、ベンゲルヒディンクフェリポンあたりと並んでトップレベルだろう。ただ、年齢的なことや本人の意欲、母国へ戻りたいという意向から、あり得ない人選と思っていた。心変わりがあれば、これ以上嬉しいことはない。オシムの一挙手一投足に「わくわく」したい。

五輪の反町も現状最高の人選でしょう。岡田・山本はコーチとしては最高レベルだが監督の素質は乏しい。西野は…好きだけど、どうも色々な人間に嫌われそうでしょう? 反町は若くて熱意も頭脳もあって、選手の気持ちも分かる。彼が監督経験値を積み、更に振る代表の監督からいろんなモノを吸収したら、日本人史上初の「世界レベル日本人監督」が誕生するかも知れない。

ああ、実現すると良いね!

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