同じ3着でも。

 スクエアナンバーは園田3戦目も3着。

 1400への短縮で距離不安がマイナス、相手が楽になるのがプラスと言うところでしたが、1400では「これは格上だな」という相手に連続2着だったリアリーサムシングという強敵がいました。レースは、スタートやや斜めで行き足を付けている内に外から蓋をされ、中団後方の7番手。3コーナーから下原騎手が鞭を入れて一気に仕掛け、先頭に立ちますが、内からぴったとリアリーも譲らず。一騎打ちの体制で直線へ向くと余力は相手。競り落とされたスクエアは直線伸びたカミニートにも交わされて3着でした。

 着順は園田入り後の3戦全部一緒ですけど、競馬振りは徐々に前進。ブリンカー効果も明らかにあります。ただ、勝ちきるにはもう一歩という印象。そもそもここで勝つことが目標ではなく、中央に戻って500万で戦うことなわけですし。勿論、この馬には芝長距離で、というエクスキューズはありますが……あとはクラブのジャッジですね。どうなりますでしょうか。個人的にはもう1戦、同じ条件で距離慣れを期待したいですが…。

21日の園田競馬では前半は後方から進める。向正面から進出を開始し直線に向くも、もう一踏ん張りが利かず3着。「今日は内枠が災いして前半は思い通りの競馬が出来ませんでした。馬は前に行きたいのに、行き場がなかったですね。向正面から動いて前に取り付きましたが、最後まで持続することが出来ませんでした。それでも、この距離は問題がありませんでしたし、年明けの開催では結果を残したいと思います」(中塚師)初の短距離戦でしたが、行きたいポジションに行けなかっただけで、決してスピード負けではありませんでした。3着が続きなかなか勝利を挙げることが出来ませんでしたが、メンバー次第では勝ち負け出来る時計で走っていますし、年明けの開催では初勝利を飾ってもらいたいと思います。

 正直、着順だけを考えるとここで「引退」という二文字もちらついていたのですが、ちゃんとレース内容評価してもらえましたね。それでももう2戦以内には1つ勝たないとアウトでしょう。頑張れ!

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