逃がした魚の牽制。

 最近、毎日のように思っています。「やっぱり出資した方が良かったかなあ…レッドグルーヴァー」。

 周りの「サウス系東京会員」がこぞって出資しているこの馬。近況を見ても、同様に早期デビューしたレッドジールより2段階はボルテージが高い。上手くいけば朝日杯候補、転んでもOP勝って朝日杯には出てきそうな気配。

 この馬に出資しなかった理由。そもそも値段で勿論射程外だったわけなんですが、加えて、角居馬はバビロンに出資するつもりだったこと、芦毛インパクトゲーム以下同文…などあって、非常に手が出にくい馬でした。あとは血統なんですよね。私の「サウスアンテナ」に引っかかる種牡馬ダンチヒ系か、現役時代をどこかで見ていて凄みを感じた馬が多い。メテオグローリーやファストロック、ウインルーシッドは父が世界的競走馬。エリンズフォレスト、シャイニングヒル、プリンセスデザイア、ウインルミエールは大種牡馬の子。ウインアンジェラスは変なダンチヒw シャノンも日本ではそんなに見ないダンチヒ系。アルシラートは米のダート短距離頂点を極めた父のスピード産駒、フォルタレーザの父は超異系のブラジルチャンプ。アンヴァルトは父が2歳チャンプ+死んだこともあり+母父GCW。エニーギヴンサタデーAny Given Saturdayはそれらと比べると、49er系って見慣れてて「マル外」ってありがたみもないし、競走馬としてもG1でカーリンCurlinあたりを負かしてはいますが、そこ以外は一線級に負けているし、一流未満という感じであんまり魅力を感じないというのが正直なところでして。同じ系統ならアドマイヤムーンの方が興味あるし…。はっきり言って私の「サウスアンテナ」は無風の凪状態だったわけです。なんか兄を引き合いに出すまでもなく「いかにもエイシンの馬」ですよね。ブランドよりは質実剛健。名より体って感じで、サウス的かといえば全然そうじゃないって思います。

 ただ出資者の方に誤解がないように言っておくと、「アンテナに引っかからない」=「良い馬だと思わない」わけでは全然無く。血統的には全然ぴんと来なかったグルーヴァーですが、募集時から良い馬だとは思っていましたし、今の状態はもう後悔して余りある感じ。「自分が出資しているクラブの馬には手を出さない」という禁を破って、POG指名しようか悩んでおります……勿論ドラフトを控えた時期ですし、牽制ですよw フフフ……

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