小倉開幕週で儲ける道・2

 昨日の種牡馬に続き、今日は騎手を。


2)騎手

 小倉と言えば武豊、福永、和田、小牧辺りがぱっと思いつく。芝1200での彼らはどうだろう? 2004年以降の開幕週・第2週での成績。

  • 武豊
  • 勝率28.3%/連対率46.7%/複勝率55.0% 単回収値75円
  • 福永祐一
  • 勝率16.7%/連対率27.8%/複勝率38.9% 単回収値56円
  • 和田竜二
  • 勝率10.5%/連対率22.8%/複勝率29.8% 単回収値90円
  • 小牧太
  • 勝率11.9%/連対率27.1%/複勝率39.0% 単回収値159円

 実際、この4人がコースリーディング1〜4位ですから、印象は間違っておりませんでした。武豊・福永の両名は人気も被るため、その素晴らしい戦績に比して、やはり回収値は低め。2人は抑えつつ、飛ぶことを期待してヒモで買うって所でしょうか。もしくは、彼らがコースに強い血統に乗ってきた場合は腹を括って頭固定するか。

 分母の大きい武豊を精査してみました。「この条件では買える」って絞り込みを見つけたかったのですが、どの条件も勝ちまくるし、単回収値も低い。数少ない美味しそうな条件は、レース間隔。中4週以上開けてきた馬は単回収値218円。逆に中3週以下は回収値も落ちる。間を空けての休み明け初戦で武豊を確保した、と言うのが陣営のやる気の表れと見て良いでしょうね。あとは、強いて言えば、地方からの転厩(再ファンド)初戦の馬だと単回収値336円。分母が少ないので、いずれならされてくる気もしますが、確かに地方戻りで武豊ってのは、期待度が高いし、狙い打ちしやすいですね。確率は低いですが、見かけたら狙いましょう。

 福永騎手は1人気での複勝率が77.8%で、これは武豊の数字(69.7%)を凌駕。単回収値では美味しくない騎手ですが、人気馬に乗っている時は、逆らうだけ無駄という感じです。逆に言うと、人気薄での大駆けはなく、5人気以下での馬券絡みはゼロ。人気薄は蹴飛ばしましょう。

 和田騎手は全成績を見ると100円切ってますが、牝馬の成績が良く、177円までアップ。騎乗数は互角ながら、勝利数は牝馬5勝2着2回/牡馬1勝2着5回。頭から狙えるのは牝馬ですね。

 小牧の数字はリーディング4名の中では極上。相変わらず、人気にはなりづらい騎手ですが、小倉では水を得た魚のように動けますよね。牝馬の成績が良く、単回収値が229円までアップ。全7勝は4つが乗り替わり、3つが新馬で、前走も乗っていた馬は0−4−2−10と未勝利。偶然かも知れませんが、着順固定の参考に。

 それ以外の騎手を見渡すと、やっぱり4強とその他の開きは大きく、「買いだな!」ど断言できる騎手は不在。比較的良好なのは赤木・飯田あたりだが、「買い」とまでは行かないか。騎乗数が多い中では川田・佐藤哲は単回収率が23/29円と極めて低く、買えてもヒモまで。熊沢騎手は複勝率19.1%ですが、単回収率351円。人気薄での強烈な穴が多く、他の条件(種牡馬、ローテなど)が嵌った際は積極的に狙ってみたいです。

 今日の纏め

  • 武豊は消しては×。積極的に狙えるのは休み明けと地方転厩初戦
  • 人気の福永は複勝率破格で出てたら必ず抑え。
  • 和田・小牧は牝馬が狙い目。
  • 小牧は乗り替わりと新馬でより狙い目。
  • 川田・サトテツは買えてもヒモまで。
  • 熊ちゃんで大穴狙い。

 今晩にローテ、枠、脚質をチェックして、明日は出走確定した馬の中で、買い材料の多い馬をピックアップしていきます。

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