今週出走。

 今週は、何とも楽しみな東京TC勢2頭の復帰戦です。休養に至る経緯こそ異なりますが、大きな夢を抱いた矢先のブレーキで、どちらも「ちょっとやばそう」と言うところを乗り越えてきての復帰戦。とても感慨深い。正直、どちらも大変な期待馬ですが、今週に限っては「無事レースにこぎ着けて良かった」という部分が大半を占めています。後は、無事帰ってくれば言うこと無し。結果は、おまけです。

 まずは、彦星賞に出走のフレンチノワールのコメント。

(久保田厩舎)曳き運動60分。
久保田調教師「昨日ビッシリやったので、馬場に出さずに運動だけで調整しましたが、歩様もしっかりしていたし問題ないですね。牧場ではいろいろありましたが、入厩してからは順調にきました。このクラスは既に勝っていますが、今回はハンデ戦とはいえ牡馬との戦い。楽な競馬にはならないと思いますが、内容次第では先が楽しみになりますね。明日は坂路で乗りますが、仕上がりがいいので流す程度にする予定。飼葉をしっかり食べて状態に関しては文句ないですよ」

 鞍上で少々ヤキモキしましたが、無事ナベヒロ騎手で出走となりました。一般的にベストかどうかはともかく、私的に、また、この馬のタイプ的には限りなくベスト。やっぱ、東京TCと言うクラブは、政治力の面でストレスがバンバン溜まる一口馬主という趣味の中、希有な存在です。

 少なくとも、追い切りの動きからは休養前の水準にはありそう。あとは、牡馬との戦い。ダート1000万の顔役とも言うべき存在のディオスクロイ、上でも好勝負してきたジェントルフォーク、この2頭は今の1000万では最強に近い馬でしょう。でも、そのお陰で54キロで済んだという面もあります。あとは、ナベヒロ騎手の手綱に全てを託します。彼にとっては、お手馬と言える馬を蹴って(?)のフレンチ騎乗。期するモノがあるんじゃないでしょうか。

 続いて、札幌の平場500万(芝1500)で復帰のレッドジール。こちらは新しいコメントはありませんが、機能の段階で、厩舎の期待の高さを匂わせるコメントが出ていましたし、何よりの鞍上・岩田。ここは連続2着で鞍上・藤田のテーオーエンペラーが人気集めそうですが、北海道実績に乏しく、個人的には危険な人気馬ではないかと。より実戦的に怖いのは、テキーラ、トーホウロード、ペチカの前走、札幌組。特に後ろから足を伸ばして0.2差だったトーホウは、ちゃんと先行できれば相当怖い。

 まあ、ジールに関しては、まずは自分の走りを確かめることが大事ですから。その上で、手応えが良ければ、鞍上が見所のあるレースをしてくれるでしょう。

 2頭とも、無事に戻っておいで!

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