今日のEURO

 スペイン−ロシア。大多数の人には「当然の帰結」でしょうけど、私は驚きました。昨日言ったとおり、「20分までにスペインが点取れなければ負ける」と見ていたので。その20分にヴィジャのゴール。2点目も含め、決めたヴィジャも素晴らしいが、それに絡んだトーレスの動きの質も素晴らしかった。プレミアのトップクラブで得た経験と自信は大きいな。ヴィジャはクラブでごたごたに巻き込まれた一年で、少し国際評価を下げたが、現欧州ではナンバーワンクラスのFWであることは揺るぎない。本番に強い精神面も改めて見せつけた。残念だが大会後、移籍するだろう。セスクも漸くゴール。彼がレギュラー奪取しないと、優勝は見えない。ロシアにとっては、勢いに乗る前にゴールされてしまい、後はヒディンクが何を出来る状況でも無し。ここは割り切って残り2試合で良いサッカーして欲しいです。スペインは、楽に進めば進むほど、決勝T初戦の落とし穴が大きくなるのでは無かろうか。

 スウェーデンギリシャは何の驚きも無し。イブラには良いリハビリ相手でしたな。これでチームが乗れば楽しみ。ギリシャは前回優勝したことで向こう20年分くらいの伸び代を消した感じがある。魅力を内部から放出できないチームが王者の重圧でガチガチだった。暫くは見る価値のないチームだ。今後のスウェーデン−スペイン、スウェーデン−ロシアはかなり楽しめそうだ。

 今日はA組に戻ってチェコポルトガルとスイス−トルコ。初戦はチームとしての良い仕上がりを見せたポルトガルだけど、あのレベルのFWで強い相手に通用するとは思えない。ロナウドが個人技に走らざるを得なくなった時、誰かが状況を変えることが出来るだろうか。もう少し様子を見たい。チェコはコラーの存在が絶対的な武器であり、ネック。今のサッカーで、あれだけ運動量の少ないFWは存在悪とも言える。中盤の運動量と連動性を考えると、コラーは完全に外した方が良いチームになるだろう。どのみち、ロシツキーが居ないことでのパンチ不足は否めず。ポルトガルを苦労させられれば御の字。2−0ポルトガル

 スイスは初戦負けたけど内容は互角以上。ホームのプレッシャーもあるが、ここは勝ってポルトガル戦に望みを繋ぎたい。フレイの分も頑張って欲しい。トルコも初戦の負け方ほど戦えないチームではないだろう。この試合は面白そうだ。1−1ドロー。

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