大差勝ちデビュー調査

 カジノドライヴ新馬を見て気になった。「新馬で大差勝ちした馬ってその後どうなの?」誰かがやる前にやってみるw

■2001年以降、デビュー戦新馬限定)を大差勝ちした馬一覧(着差順)とその後
※1.6秒以上離したレースを計測。「位置」はスタートと4角の位置取り

  • 名前        日付  馬場    位置 上3F 着差 その後
  • サクセスブロッケン071117 福島ダ17良 1-1 37.3 3.1 1戦1勝
  • ※ダブルブラザー  031116 東京ダ16稍 1-1 38.9 2.6 37戦3勝
  • ダークマター    031221 中山ダ18良 5-1 39.2 2.4 14戦3勝
  • ベルーガ      040125 中山ダ18良 8-3 39.8 2.3 31戦5勝
  • カジノドライヴ   080223 京都ダ18良 1-1 37.2 2.3 ????
  • ラモンターニャ   010113 中山ダ12稍 1-1 37.2 2.2 21戦4勝
  • ケイアイフウジン  040814 小倉ダ10良 1-1 36.0 2.0 15戦0勝
  • アイファーフクオー 031228 阪神ダ12良 1-1 37.3 1.9 13戦4勝
  • ディープサマー   040711 函館芝12稍 1-1 37.3 1.9 22戦1勝
  • トシザカイモン   070203 京都ダ14良 1-1 37.0 1.9 4戦1勝
  • シベリアンメドウ  011007 東京ダ12良 1-1 36.9 1.6 60戦2勝
  • ツーオブキング   070211 東京ダ14良 1-1 39.0 1.6 未出走
  • ヒカルアモーレ   070211 京都ダ18良 1-1 37.4 1.6 6戦0勝
  • 馬名の前の※はレコード。

 京王杯を3連勝で勝ったシベリアンメドウ、重賞2着のあるディープサマー以外はかなり小粒。そして当たり前ですが、ほとんどがダート戦で、ほとんどが逃げきりです。

 短距離での大差勝ちか、逃げ切り以外、芝のレースでの大差以外は基本、疑って掛かった方が良いですね。大体、ダートの新馬ってのは逃げ切り多いですし。それでも2.1秒以上放した馬はその後平均以上の活躍は示していますし、(カジノドライヴの)価値は低くないでしょう。

 1990年まで遡って同ケースからの出世馬を調べてみたら、レギュラーメンバー(京都ダ18・2.9秒差・逃切)、シルクプリマドンナ(京都ダ18・2.7秒差・逃切)、ケープリズバーン阪神ダ18・2.0秒差・先行)、キョウエイマーチ阪神ダ12・1.7秒差・逃切)、エイシンバーリン阪神芝14・1.7秒差・逃切)、チョウカイキャロル阪神ダ18・2.0秒差・逃切)、ライブリマウント(京都ダ14・1.6秒差・4角先頭)、ビワハヤヒデ阪神芝16・1.7秒差・先行)、メイショウホムラ(京都ダ14・3.3秒差・逃切)なども。当たり前ですが、大差勝ちしたから出世しないと言うわけではありません。

 ちなみに歴代最大着差でのデビュー勝ちは86年にツキノオージャが記録した3.6秒。このレースもですし、ビワハヤヒデ新馬とかももう一度見てみたい。印象に残ってる中ではエイシンバーリンのデビュー戦は凄かったですね。直線はいる前にはもう大勢決してましたし。

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