クラブの西高東低調査

 今回は結構力作ですよw

 近年、個人馬主の馬を中心に、上級条件で頑張る関東馬(特に非カズー馬)も増えてきて、関東在住の競馬ファンとしては、少し楽しい状況です。しかし、未だクラブ馬は圧倒的な西高東低のイメージ。そこで、クラブ別に募集馬に於ける東西のウェイトを見てみたいと思います(2001年以降/2005年以降)。
 まずは私の加入してる4クラブから。再ファンドや転厩などで東西移動した馬は、出走した厩舎の東西で分けてます。牡馬はセン馬も含む。一部、手作業を入れたので数字のずれがあるかも知れません。後、当たり前ですが、ここに出る数字は「当たり/外れを平均化してならした全体の傾向」に過ぎず、大事なのは個々の資質と境遇なのは言うまでもありません。東西の状況は一朝一夕に変わりませんが、厩舎環境は(それこそ森厩舎のように)日々変化しますからね。

  • ■サウスニア
  • (2001年以降)
  • 全国計:723戦85勝2着66回 特別19勝
  • 関東馬:520戦65勝2着55回 特別13勝
  • 関東牡:305戦43勝2着30回 特別07勝
  • 関東牝:215戦22勝2着25回 特別06勝
  • 関西馬:203戦20勝2着11回 特別06勝
  • 関西牡:179戦19勝2着11回 特別06勝
  • 関西牝:024戦01勝2着00回 特別00勝
  • 関東馬出走頭数:70 勝ち馬数:30 1頭当賞金:1355万
  • 関東牡出走頭数:48 勝ち馬数:22 1頭当賞金:1108万
  • 関東牝出走頭数:22 勝ち馬数:08 1頭当賞金:1892万
  • 関西馬出走頭数:22 勝ち馬数:11 1頭当賞金:1415万
  • 関西牡出走頭数:18 勝ち馬数:10 1頭当賞金:1683万
  • 関西牝出走頭数:04 勝ち馬数:01 1頭当賞金:0207万
  • (2005年以降)
  • 全国計:369戦41勝2着28回 特別05勝
  • 関東馬:228戦26勝2着21回 特別01勝
  • 関東牡:156戦20勝2着14回 特別01勝
  • 関東牝:072戦06勝2着07回 特別00勝
  • 関西馬:141戦15勝2着07回 特別04勝
  • 関西牡:119戦14勝2着07回 特別04勝
  • 関西牝:022戦01勝2着00回 特別00勝
  • 関東馬出走頭数:41 勝ち馬数:17 1頭当賞金:0891万
  • 関東牡出走頭数:32 勝ち馬数:14 1頭当賞金:0735万
  • 関東牝出走頭数:09 勝ち馬数:03 1頭当賞金:1443万
  • 関西馬出走頭数:19 勝ち馬数:09 1頭当賞金:1234万
  • 関西牡出走頭数:16 勝ち馬数:08 1頭当賞金:1414万
  • 関西牝出走頭数:03 勝ち馬数:01 1頭当賞金:0276万

 サウスは全クラブでも稀な関東寄りのクラブ。大元のシンボリ関係からの流れもありますし、マル外中心と言うこともありましたし。これからはかなり変わってくるでしょう。その証拠に近年は勝利数こそ物量で関東ですが、その質(特別勝ちの多さと賞金)は完全に逆転しています。これからは関西馬に出資すべきクラブ。ただし牝馬はNGというデータですね。関東は牝馬が上位です。関西牡馬に出資、と言うのは一般的な一口戦略で、「サウスもベタなクラブになってきた」と言えましょうか。まあ、ただ、サウスは小規模クラブだけに、特定少数の馬に引っ張られた数字であることは考慮する必要があります。分母が小さいと統計はあまり意味ありませんからね…。

 ただ、大元の料金が圧倒的に高いクラブなので、効率よく出資しても五十歩百歩ではあります。勝ち組無き夢食いクラブ。以前も価格帯について取り扱いましたが、中間価格以下の馬から選ぶのが唯一の善手でしょう。あとは、圧倒的西高東低の時代に、関東重視のクラブだったからこそ、優遇されたという面もあると思いますので、関西に重心を移しつつある現状は必ずしも良いとは言えないのではないでしょうか。いつも言ってることですが、一流厩舎の二軍より二流厩舎の一軍。これは東西にも言えることです。時代遅れな、時代に沿った変革が会員を裏切らないと良いんですけど。

 それにしても関西牝馬はヒドイ。買ったのがプリンセスデザイアただ一頭という…今後も角居・森など訴求力のある厩舎を中心に牝馬が募集されるでしょうけど、余程素材に確信が持てない限り「見」が賢明そうです。

  • ■ウイン
  • (2001年以降)
  • 全国計:1489戦181勝2着136回 特別68勝
  • 関東馬:0735戦88勝2着70回 特別38勝
  • 関東牡:0629戦80勝2着62回 特別38勝
  • 関東牝:0119戦08勝2着08回 特別00勝
  • 関西馬:0754戦93勝2着66回 特別30勝
  • 関西牡:0630戦85勝2着56回 特別30勝
  • 関西牝:0124戦08勝2着10回 特別00勝
  • 関東馬出走頭数:68 勝ち馬数:28 1頭当賞金:2922万
  • 関東牡出走頭数:52 勝ち馬数:23 1頭当賞金:3630万
  • 関東牝出走頭数:16 勝ち馬数:05 1頭当賞金:0621万
  • 関西馬出走頭数:60 勝ち馬数:35 1頭当賞金:2855万
  • 関西牡出走頭数:47 勝ち馬数:29 1頭当賞金:3377万
  • 関西牝出走頭数:13 勝ち馬数:06 1頭当賞金:0968万
  • (2005年以降)
  • 全国計:740戦69勝2着58回 特別22勝
  • 関東馬:306戦19勝2着21回 特別07勝
  • 関東牡:249戦15勝2着20回 特別07勝
  • 関東牝:057戦04勝2着01回 特別00勝
  • 関西馬:434戦50勝2着37回 特別15勝
  • 関西牡:334戦43勝2着29回 特別15勝
  • 関西牝:100戦07勝2着08回 特別00勝
  • 関東馬出走頭数:42 勝ち馬数:13 1頭当賞金:1241万
  • 関東牡出走頭数:32 勝ち馬数:10 1頭当賞金:1517万
  • 関東牝出走頭数:10 勝ち馬数:03 1頭当賞金:0357万
  • 関西馬出走頭数:41 勝ち馬数:27 1頭当賞金:1956万
  • 関西牡出走頭数:31 勝ち馬数:22 1頭当賞金:2238万
  • 関西牝出走頭数:10 勝ち馬数:05 1頭当賞金:1085万

 ウインは地盤沈下が囁かれて久しいですが、こうしてみると明白に数字に出ていますね。昔のウインは良いクラブだったなあ、と。その分、高かったですけど、今だって間違っても安くはないですからね。数年前の数字は一部の大物が引き上げていた面はありますが、その大物が出ないと言うのがクラブの低迷の象徴とも言えます。関西牡馬を選ばなきゃ負け組と言われたりもしますけど、関東牡馬に比べ、落ち幅が小さいのは事実ですね。東西共に牝馬は壊滅的。私はウインで5頭出資、その内3頭が牝馬でした。そりゃ、勝てるはず無いですよねえw その中ではアンジェラスは数少ない当たりではあるのですが…。実際、出資意欲をそそられる血統が牝馬に多いのも事実なんですよね。それがダメなら手を引きます。

 MK牧場産が増えて、より「セレクトしてきた」感は薄らいでいますし、より会員のセンスが要求される状況ですね。サウスニアと違い、当たりは相応に入っていますし、外れを引いてもクラブには文句を言えないでしょう。子供向きじゃないクラブと言えるかもです。どーりで俺にあんまり向いてないわけだーw

  • ■キャロット
  • (2001年以降)
  • 全国計:1994戦229勝2着157回 特別60勝
  • 関東馬:0901戦098勝2着071回 特別16勝
  • 関東牡:0431戦049勝2着028回 特別11勝
  • 関東牝:0470戦049勝2着043回 特別05勝
  • 関西馬:1093戦131勝2着086回 特別44勝
  • 関西牡:0540戦070勝2着047回 特別22勝
  • 関西牝:0551戦061勝2着039回 特別22勝
  • 関東馬出走頭数:121 勝ち馬数:53 1頭当賞金:1101万
  • 関東牡出走頭数:057 勝ち馬数:28 1頭当賞金:1183万
  • 関東牝出走頭数:064 勝ち馬数:25 1頭当賞金:1028万
  • 関西馬出走頭数:135 勝ち馬数:61 1頭当賞金:1971万
  • 関西牡出走頭数:066 勝ち馬数:32 1頭当賞金:1950万
  • 関西牝出走頭数:069 勝ち馬数:29 1頭当賞金:1991万
  • (2005年以降)
  • 全国計:1260戦150勝2着96回 特別41勝
  • 関東馬:0545戦060勝2着40回 特別08勝
  • 関東牡:0215戦027勝2着16回 特別03勝
  • 関東牝:0230戦033勝2着24回 特別05勝
  • 関西馬:0714戦090勝2着56回 特別33勝
  • 関西牡:0337戦049勝2着30回 特別17勝
  • 関西牝:0377戦041勝2着26回 特別16勝
  • 関東馬出走頭数:089 勝ち馬数:40 1頭当賞金:0928万
  • 関東牡出走頭数:039 勝ち馬数:18 1頭当賞金:0899万
  • 関東牝出走頭数:050 勝ち馬数:22 1頭当賞金:0951万
  • 関西馬出走頭数:101 勝ち馬数:46 1頭当賞金:2083万
  • 関西牡出走頭数:046 勝ち馬数:23 1頭当賞金:2157万
  • 関西牝出走頭数:055 勝ち馬数:23 1頭当賞金:2020万

 キャロぐらい分母が多いと…統計のブレもなく…大変やりがいのある…(がく)。ああ、めんどくさい(言った)。非常に分かりやすく西高東低の成績が出ているクラブ。それと、近年、更に西高東低が顕著になっているのは注目すべき点でしょう。社台グループのバックアップを得た結果、日本の平均値に近づいたと言うことでしょうか?

 賞金額的には一見、ウインより悪いですが、ウインと馬の値段差を考えると全然上です。ご存じの通り、「競走馬になれないレベル」の大外れも多いアウトレットクラブですので、この平均値に関しては「無事な馬は倍以上稼ぐ」と見て良いでしょう。

 もう一つ、特筆すべき点は牝馬の成績。牡馬≒牝馬というクラブはごく稀で、一部のG1級牝馬に引っ張られた数字ではあるモノの「買い戻せる牝馬は一流の素材も混ざっている」、キャロットというクラブの性格が現れている気がします。牝馬で大きな夢を見るには、現在ベストクラブの一つですね。

  • ■東京
  • (2005年以降)
  • 全国計:162戦11勝2着15回 特別02勝
  • 関東馬:153戦10勝2着15回 特別02勝
  • 関東牡:110戦07勝2着12回 特別02勝
  • 関東牝:043戦03勝2着03回 特別00勝
  • 関西馬:009戦01勝2着00回 特別00勝
  • 関西牡:007戦01勝2着00回 特別00勝
  • 関西牝:002戦00勝2着00回 特別00勝
  • 関東馬出走頭数:24 勝ち馬数:08 1頭当賞金:0677万
  • 関東牡出走頭数:17 勝ち馬数:05 1頭当賞金:0777万
  • 関東牝出走頭数:07 勝ち馬数:03 1頭当賞金:0432万
  • 関西馬出走頭数:06 勝ち馬数:01 1頭当賞金:0128万
  • 関西牡出走頭数:04 勝ち馬数:01 1頭当賞金:0192万
  • 関西牝出走頭数:02 勝ち馬数:00 1頭当賞金:0000万

 リニューアル直後のため、2001年からのデータは割愛します。2005年からにしても、ユーワ期と現在は性質が全く異なるので意味無いんですけどね。

 とりあえず、リニューアル初年度が3歳世代と言うことで、傾向も何もあったモノではありません。もう2・3年様子を見なければですね。とりあえず勝ち上がった4頭は東3/西1。

 以下、比較用大手クラブと、数字に偏りのあるクラブを抜粋。分母が多すぎて手作業めんどいので(エー)転厩馬のカウントが重複してる部分があります。ご容赦。

  • ■社台
  • (2001年以降)
  • 全国計:7266戦800勝2着791回 特別258勝
  • 関東馬:3602戦382勝2着408回 特別092勝
  • 関東牡:1962戦227勝2着268回 特別065勝
  • 関東牝:1640戦155勝2着140回 特別027勝
  • 関西馬:3811戦431勝2着391回 特別167勝
  • 関西牡:1899戦234勝2着198回 特別105勝
  • 関西牝:1912戦197勝2着193回 特別062勝
  • 関東馬出走頭数:322 勝ち馬数:171 1頭当賞金:2329万
  • 関東牡出走頭数:164 勝ち馬数:096 1頭当賞金:2875万
  • 関東牝出走頭数:158 勝ち馬数:075 1頭当賞金:1762万
  • 関西馬出走頭数:318 勝ち馬数:164 1頭当賞金:3223万
  • 関西牡出走頭数:142 勝ち馬数:077 1頭当賞金:4614万
  • 関西牝出走頭数:176 勝ち馬数:087 1頭当賞金:2100万
  • (2005年以降)
  • 全国計:3538戦390勝2着373回 特別121勝
  • 関東馬:1799戦208勝2着200回 特別049勝
  • 関東牡:1016戦122勝2着125回 特別038勝
  • 関東牝:0783戦086勝2着075回 特別011勝
  • 関西馬:1789戦188勝2着177回 特別073勝
  • 関西牡:0905戦091勝2着096回 特別045勝
  • 関西牝:0884戦097勝2着081回 特別028勝
  • 関東馬出走頭数:204 勝ち馬数:108 1頭当賞金:1847万
  • 関東牡出走頭数:111 勝ち馬数:063 1頭当賞金:2101万
  • 関東牝出走頭数:093 勝ち馬数:045 1頭当賞金:1543万
  • 関西馬出走頭数:203 勝ち馬数:098 1頭当賞金:2305万
  • 関西牡出走頭数:094 勝ち馬数:046 1頭当賞金:3176万
  • 関西牝出走頭数:109 勝ち馬数:052 1頭当賞金:1553万

 流石社台。日本競馬の縮図、と言うか、平均値をそのまま底上げしたような数字ですね。西高東低、牡馬>牝馬と全くブレのない数字。2001年からのデータと2005年のデータでの特異点もありません。なんだ言うことないやw サンデーと比べましょう。

  • ■サンデー
  • (2001年以降)
  • 全国計:6657戦781勝2着690回 特別252勝
  • 関東馬:3272戦360勝2着314回 特別097勝
  • 関東牡:1905戦225勝2着182回 特別066勝
  • 関東牝:1367戦135勝2着132回 特別031勝
  • 関西馬:3650戦451勝2着397回 特別162勝
  • 関西牡:2042戦277勝2着241回 特別116勝
  • 関西牝:1608戦174勝2着156回 特別046勝
  • 関東馬出走頭数:308 勝ち馬数:154 1頭当賞金:1914万
  • 関東牡出走頭数:157 勝ち馬数:087 1頭当賞金:2464万
  • 関東牝出走頭数:151 勝ち馬数:067 1頭当賞金:1343万
  • 関西馬出走頭数:314 勝ち馬数:166 1頭当賞金:3133万
  • 関西牡出走頭数:150 勝ち馬数:088 1頭当賞金:4617万
  • 関西牝出走頭数:164 勝ち馬数:078 1頭当賞金:1776万
  • (2005年以降)
  • 全国計:3324戦398勝2着335回 特別155勝
  • 関東馬:1613戦179勝2着157回 特別060勝
  • 関東牡:0907戦110勝2着090回 特別043勝
  • 関東牝:0706戦069勝2着067回 特別017勝
  • 関西馬:1826戦227勝2着188回 特別098勝
  • 関西牡:1065戦145勝2着115回 特別073勝
  • 関西牝:0761戦082勝2着073回 特別025勝
  • 関東馬出走頭数:185 勝ち馬数:087 1頭当賞金:1733万
  • 関東牡出走頭数:094 勝ち馬数:049 1頭当賞金:2217万
  • 関東牝出走頭数:091 勝ち馬数:038 1頭当賞金:1232万
  • 関西馬出走頭数:204 勝ち馬数:115 1頭当賞金:2915万
  • 関西牡出走頭数:103 勝ち馬数:062 1頭当賞金:4284万
  • 関西牝出走頭数:101 勝ち馬数:053 1頭当賞金:1520万

 こちらも流石の数字。そして大枠は社台同様「平均値の上バージョン」な感じです。ぱっと社台との比較で目に付いたのは、東西差、牡牝差共に社台より大きいこと。前者はそんな意外でもないんですが、後者はちょっと意外でした。以前の調査でもサンデーは早くから動けて社台はゆっくりという傾向有りましたので、そのイメージの延長線上で、牝馬も結構走ってるイメージだったのですが。

 あとは2001年と2005年それぞれ社台と比べた際に、近年のノーザンFの優位性が伺えますね。

 本来は、中間価格帯調査や回収率など見ていかないと、本当の傾向は見えませんが、今回の統計は「敢えて木を見て森を見ず(森を見て木を見ず、か、この場合)に全貌を把握する」ことが狙いなので、その辺は割愛します。「サンデーは社台より格差有り・近年はサンデー優位」ということで。私くらいの競馬キャリアだと社台の縦縞には圧倒的なあこがれを感じるのですが、近年競馬を始めた知人は「サンデーのバッテンに憧れる」と言ってました。

  • ラフィアン
  • (2001年以降)
  • 全国計:8213戦605勝2着616回 特別170勝
  • 関東馬:6252戦412勝2着438回 特別101勝
  • 関東牡:5052戦342勝2着361回 特別089勝
  • 関東牝:1200戦070勝2着077回 特別012勝
  • 関西馬:2646戦230勝2着218回 特別071勝
  • 関西牡:2173戦187勝2着175回 特別055勝
  • 関西牝:0473戦043勝2着043回 特別016勝
  • 関東馬出走頭数:479 勝ち馬数:214 1頭当賞金:1542万
  • 関東牡出走頭数:380 勝ち馬数:172 1頭当賞金:1635万
  • 関東牝出走頭数:099 勝ち馬数:042 1頭当賞金:1185万
  • 関西馬出走頭数:206 勝ち馬数:113 1頭当賞金:2080万
  • 関西牡出走頭数:163 勝ち馬数:095 1頭当賞金:2081万
  • 関西牝出走頭数:043 勝ち馬数:018 1頭当賞金:2076万
  • (2005年以降)
  • 全国計:3756戦281勝2着305回 特別078勝
  • 関東馬:2790戦185勝2着212回 特別044勝
  • 関東牡:2272戦154勝2着170回 特別040勝
  • 関東牝:0518戦031勝2着042回 特別004勝
  • 関西馬:1322戦115勝2着110回 特別035勝
  • 関西牡:1045戦089勝2着092回 特別025勝
  • 関西牝:0277戦026勝2着018回 特別010勝
  • 関東馬出走頭数:268 勝ち馬数:111 1頭当賞金:1249万
  • 関東牡出走頭数:214 勝ち馬数:089 1頭当賞金:1339万
  • 関東牝出走頭数:054 勝ち馬数:022 1頭当賞金:0894万
  • 関西馬出走頭数:134 勝ち馬数:060 1頭当賞金:1529万
  • 関西牡出走頭数:104 勝ち馬数:047 1頭当賞金:1452万
  • 関西牝出走頭数:030 勝ち馬数:017 1頭当賞金:1798万

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 「2歳のマイネル」もこうしてならすと日本競馬の全体傾向に沿うのが面白いですね。その中で目立つのは、「関西牝馬の優位性」と「近年の苦戦」。先ほどキャロの所で、牝馬に積極的に出資出来る数少ないクラブと言いましたが、ラフィアンもそうですね。2005年以降に至っては関西牝馬が牡馬を圧倒。ちょっと面白いです。近年の苦戦は、これもクラブ掘り下げで以前言いましたが、競馬界全体がデビューを早める傾向にある中、マイネルのストロングポイントが薄らいでいるのは確か。その中でも、「先人の威厳」を見せているのは流石ですが。

 ラフィアンを語る上で今後外せないのがセゾン。セゾンは東京同様、この形での統計が意味無いので割愛しますが、初期のご祝儀もあると思いますが、今のところはラフィアンをデフォルメしたような成績。デビュー率/勝ち上がり率とも優秀で、その中でラフィアンと互角に上級馬を出しています。流石にこのまま継続とは行かないでしょうが、今後は何かしらのカラー分けがされていくのかと言うことも含め、2・3年後のセゾンとの比較が大変楽しみです。経営側から見ると配信先が増えた形ですけど、マイネルから敢えて盲目的に見ると、ライバルが増えた状態ですモノね。

 他のクラブは大変なので詳細データは割愛しますスミマセン。気になる方は自分で調べてみてくださいー。ざっと見渡して目に付いたのは、「優駿は関西牡馬が優位(関西牝馬は関東牝馬より悪い)」「ターフは東西差が緩やか」「タイキは関東牡馬が優位」「ローレルは関西牡馬が圧倒的」「ロードは関東牝馬が優位」「グリーンは関西牝馬が優位」など。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。