オークスは小さい馬が…

 「〜勝つ」と言われて久しいわけですが。一昨年のシーザリオが460キロ、昨年のカワカミプリンセスが484キロで近20年では最重量。最近は、そんなに小さくない馬も勝つようになってきました。これは、競走馬全体の大型化の影響だとは思いますが。

 過去20年で、460キロを超えるオークス馬は5頭。87年マックスビューティ(470)、96年エアグルーヴ(460)、97年メジロドーベル(472)、そしてシーザリオカワカミプリンセス。どうですこの名牝ぶり。マックスを除く4頭はオークス後もG1を勝っていますし、マックスはエリ女2着の他、牡馬相手に勝った神戸新聞杯も光ります。

 逆に、小柄なオークス馬は、と言うと、大半がその後未勝利のまま終わっています。3冠牝馬スティルインラブエリ女を勝ったダンスパートナーなどもいるものの、サンデー直子を抜くと、牝馬限定戦とローカルG3以外勝っていない。今年のオークス出走馬で、460オーバーの馬は6頭。それらの馬にとってはかなり厳しい戦いですが、ここを勝てば名牝への道が開けます。逆に残りの12頭は、ここを勝っても、この先の活躍という意味では厳しいかも知れない。どうなりますか。

 ……とまあ、ここまでの内容を、オークスの出走直前に書いていたのですが、勝ったのはローブデコルテ。ベッラが何かにやられる絵は明確にイメージしていたのですが、この馬かあ。コジーンCozzine産駒、母父シーキングザゴールドSeeking the Goldオークス馬ねえ。この馬、今後どうなりますでしょう? 過去20年のオークス馬で、重賞連対も2000m以上の勝ちもなくオークスを勝った馬って居ないんですよね。イメージとしてはダイワエルシエーロに近いのですが、府中初経験で勝っちゃってるしなあ。やっぱり、ダイワスカーレットウオッカの居ない今年のオークスは、特例になるかも知れませんね。今後のローブデコルテに注目。

 ただ、1馬身差以内でオークス2着だった馬は2戦で引退したチアズグレイスを除くと、秋のG1でも活躍してるし、上記の、460オーバーでオークスを制した馬に引けを取らない成績。ベッラレイアにとっては、秋を約束される惜敗だったかも???

 馬券は頭抜けで外しましたが(2着ベッラ、3着ラブカーナは買ってたのに)、やっぱ、府中の2400は良いなあ。ダービーも楽しみです。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。