スタート悪く、最後方ポツリの競馬。真面目に走り、上がりは３５．３で来るも、そのまま後方入線でした。
ゲート一息のため､前半は一頭離された最後方からの競馬。残り600ｍ付近から馬群との距離を縮め､直線で差を詰めにかかったものの､位置取りの差は大きく16着での入線となっています。
「デビュー戦ということもあり､まだ馬が何をしてよいのか分かっていない感じ。ゲートは特に注意していましたが､それでもワンテンポ遅れる格好になってしまいました。ただ､最後方からになったとは言え､スピードがないわけではありません。直線に向いてムチを打っても嫌がることなくジワジワ伸びてくれましたし､真っ直ぐ走ってくれましたからね。牝馬ですが性格は素直。やはり今日はレースが初めてであったことが響きました。まだ中身が出来ておらず成長途上ですから､これから競馬を使って力をつけてくれば､前進が見込めると思います。ダートだと現時点では非力である分､フットワークが軽すぎて推進力が出ない恐れも。手先の軽い馬ですので､目下は芝のほうがこなせるのではないでしょうか」（荻野騎手）
◆成長途上ゆえ精神的に幼さを残しており､まだハードな追いきりを課していない分､体も出来上がっていませんでした。経験馬相手の初陣であったことも分が悪く､今日の一戦は仕方のないところでしょう。ただし､稽古でも長所として挙げられていた「一所懸命真面目に取り組む姿勢」､「性格の良さ」は本番でも健在。今後の成長による前進､そして経験を糧にしながらの変化に期待したいと思います。（ＨＴＣ＜広尾サラブレッド倶楽部＞）
このルーキーは結構細かい分析をするなあ。使って、リズムが良くなれば能力的には何とかなる気がします。着順ほど絶望的な内容ではなかった、という印象です。三城で見せていた動きの良さからすると未勝利で苦労するとは思ってないのですが…。今の京都は時計が良すぎるというのもあるでしょう。中京か、北海道の方が走れそうだ。とにかく次期待。
