お前はなにプスターのつもりだ

 レプランシュ、新潟のデビュー戦芝1800を勝利しました。

 レースはオンタイムで見られなかったので、先ほどパドックから見返したのですが、思ったよりも仕上がってきた印象。それでも緩さもあるので、如何にも叩いてからという雰囲気。それ以上に他の馬がよく見えました。

 スタートは遅くないものの、行き脚付かず最後方。直線も最後方から大外。戦前にも言いましたが新潟芝1800はスローで嵌まると2〜4番手から33秒台の足を使われるのであの位置からではほぼ終了。ハープスターじゃあるまいし…などと思いつつ諦めムードの半笑いで気楽に見てましたが、おや、フォンスより脚色良いぞ? 残り200あたりで前の馬も若干怪しくなり、鞭でよれながらも終いまでしっかり伸びてきて差しきってしまいました。

 いやあ、驚くね! 一括りに軽い新潟の芝はディープ向き、なんて言いますけど、とにかく1800の新馬はディープの鬼門で、過去2頭しか勝てていないというのはこれまた戦前に書きました。上がり32.4はこの条件史上(多分)最速。昨年のルージュバックが32.8、先週圧巻の勝利を果たしたイモータルも32.9。後の重賞馬サトノノブレスも33.2。それらの馬が先行グループから脚を使っているのに対し、後方一気は過去例がありません。それをやってのけたレプランシュ、極限の上がり勝負でディープが嵌まったのか、それとも…。

 正直、走りはまだまだ課題たっぷりですし、個人的にはマイル以下のイメージだったので、これが良い方向なのかどうか。(距離)適性の問われない展開でもありましたし、坂のあるコースではやっぱりマイル以下が良いのかな、とも思いますが…距離は伸ばさず、マイルカップまでは行って欲しいですが、クラブや牧場サイドとしてはどうでしょうね。まあ、まずはああいうレースをやった反動が無く、次へ迎えるかどうかです。夏の2歳Sへは向かわず、9月10月の条件戦かオープンあたりから復帰だといいな。関係者の皆様宜しくお願いしますよ。


 これで命名馬は勝ち上がり率4/4となりました。出資馬全部私に名前付けさせてくれても良いのよ?(調子のってんじゃねえ〜) でも新馬勝ちは実は初めてで、また違った嬉しいがありますねー。クラブに感謝。

15日の新潟競馬では優勝。「返し馬でちょっとまわりの馬の様子を気にするところを見せていたのですが、ゲートの中でも他馬の動きにつられてソワソワ落ち着きがなく、体勢の悪いときにゲートを切られてしまいました。そんなスタートになってしまっただけでなく、出てからも外に逃げ気味だったのでとにかく落ち着かせるために下手に動かさずに後ろから腹を括って行きましたが、正直ペースが遅かったのでどうかとは思いました。それでも長い直線ですから最後まで諦めずに追ったのですが、いや〜、いい脚でしたね。柔らかくていい馬だなとは感じたものの、その分まだ緩いというか、芯が通っていない現状でもこれだけやれるのですから、たいした馬です。良くなるのはまだ先かなとは思いますが、これからの成長も本当に楽しみになりましたね。今日はありがとうございます」(内田騎手)

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。