北海道へ行ってきました・その3

 いよいよ真打ちに会いにノーザンファーム早来に行ってきました!


 その前に…この馬はなんでしょう? ヒント1:種付け初年度の種牡馬。最後で答え出しますよ。あ、あとその1その2に同行者さんが撮った顔写真を追加しました。特にハンサムなレイズアスピリットは是非見てやってください。

 やっぱりNF早来は2歳馬の総本山。見に行くのは緊張します(いや、どの牧場もがっちがちに緊張するんですけどね。だってあいつらみんな俺の年収より高いんだぜw)。前回も今回も、案内してくださる事務局スタッフさんが凄く良い方で助かりました。というのも、リリーバレーや空港はこちらの車(レンタカー)で事務局スタッフさんの車に付いていくスタイル=道中はプライベートなのですが、早来ではスタッフさんの運転する車に同乗するんです。自ずと会話も発生しますし、相手の人柄、超大事。POG雑誌でお馴染みの中尾事務局長も応対されるようですよ(そう言えば事務局ですれ違いました。ワー有名人だーw)。

 早く写真を見せろと怒られそうなのでそろそろ。そんなわけでスタッフさんの車でゲートを潜って日下厩舎へ。あの牝馬エース級が集う日下厩舎ですよ! ここに自分の出資馬がいるってだけでもう出資金半分は元取った気分です。そして出てきました!


 ヒストリックスターの11ことハープスターです。ああー良い馬ですねえー。


 移動へ向けて極めて順調とのことです。立ち姿もぴしっと決まり、気性面も問題無さそうですね。牝馬らしいピリッとしたところもあるようですが、調教時やこうした時にはそういう面が出ないのは良いことですね。今回、出資馬が全部言われたのがこの「人に従順でコントロールしやすい」という点。過去かなりの数のヘンテコ馬にも出資したのでw 安心しますねー。勿論、トレセンでは全然環境違うのでそこでやられちゃう馬もいるわけですが。


 馬体重は490キロ台と大きいですが、重苦しさは感じません。それで居て筋肉はしっかり付いています。担当の方もディープ牝馬としては相当ガッシリしている方だと言われていました。ここで気になっていた「この馬はあちこちで日下厩舎長がお気に入りと言われてますよね?」と振ってみたところ。


 見た目も良い馬ですが動かすと更に良いらしく、ずっと直接乗っている日下厩舎長お気に入りの馬と、牧場の方の口からも聞くことが出来ました。とにかく見た目同様、乗っている人にも重さは全然感じさせず、非常に俊敏かつ柔軟なんだとか。元々何の不安もなく順調に来ていた馬ではありますが、ここ1月〜数週、暖かくなってまた急激に良くなって居るみたいですね。それもあり、早期移動が予定されているわけです。

 とまあ、ここまではPOG本やクラブサイトでも分かる話。皆さん気になっているであろうデビュー時期に関しても聞いてみました。移動はいつでしょうか?

「まだ松田(博)先生から具体的なプランは提示されていません」
「それでもそう時間が掛かることはないでしょう」

とのこと。ふむ。北海道なのか、本州なのかも気になりますよね。答えは…

「本州です。(天栄)経由してしがらきでしょうね」

ほうほう、そしてその後は…まだ移動決定していないようだと阪神は間に合いませんよね?

「中京あたりが良いんじゃないですかね。合いそうなレースも多いですし」

あくまで牧場サイドの感触(+私が会話から推測した範囲)ですが、6月の移動で中京開催を目指すことになりそうですね。距離はマイルくらいが良さそうですし、早めに勝ち上がって、桜花賞戦線へ挑戦できるような足跡を歩んでくれればと願います。次回のクラブ更新が楽しみですねー。


 その後は事務局の方に母父ファルブラヴの可能性についても聞いたり(エリシオ同様は母父としての期待は相当高い/牝馬との相性は特にいいはずとのことです)しつつ、歩かせていただいてじっくり様子を見たりしました。しかし日下厩舎…ここにビワハイジレーヴドスカーも居るんですね。厩舎に行ってもライバル。いや、ライバルと言えるような馬で有ればと願います。


 最後にもう1枚立ち写真を。何度も綺麗に立ちポーズが決まる馬。流石に私の期待も込みで盛ってしまっている部分はあるかと思いますが、この馬への期待感は過去の一口でもMAX級。それだけに、どうか無事に競馬場までたどり着いて欲しいと願うばかりです。

 早来では他にも何頭か馬を見ました。出資候補として見せていただいたSS系牝馬は育成厩舎も相まって非常に好印象。基本、追加出資はしない方針ですが、この馬はギリギリまで見極めたいです。そして同行者の出資馬、シェアザストーリーの11…。


 これはまた大変に良い馬ですね! アイリッシュハープといい、ここへ来てのスペシャルウィーク。今年の2歳は再爆発有るかも知れませんよ。この馬も勿論、芝での可能性は期待しつつ、本質はダートの鬼でしょうね。姉越えは高いハードルになりますが、充分その期待が持てる素材ではないかと感じました。出資した方が羨ましい!

 そんなわけで大充実の牧場見学。昨年は現役馬も沢山見られて、様々な面で新鮮な驚きがたくさんありましたが、今年も大変楽しかった! 繰り返すようですが1/400口出資の身で、こんな丁重に扱っていただいて良いのかな、と心配になってしまうほど。ノーザンホースパークへのフリー入場や、社台SSの見学など、こうしたサービスを出資の一環として楽しむことを覚えてしまうともう後へは引けません。心から感謝しつつ、今後も謳歌したいところです。

 さて、冒頭のクイズの答え。


 あのダービー馬でしたー。明日、になるかどうか分かりませんが、牧場見学レポ最終回は、社台SSの話など。まあ、ここで聞いた話は書けないことが多いんですけどね(苦笑)。

(勿論各育成場のレポートも聞いた話を全て書いているわけではありませんし、少しアレンジしている部分もありますよ。全ての答えを知ることが出来るのは直接見学した人間の特権ってことで一つ…)

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