雰囲気もへったくれも。

 日テレのローマ遺跡特番。ちょっと楽しみにいていたのですが。

 随所に興味深い内容はあったのですが、総合的に番組の作りがガチャガチャしてて、雰囲気台無しでしたね。急ぎ、作ったであろうCGが幼稚だし、映像や音声演出もとても薄っぺらいし。TBSの某ふしぎを発見する番組の出来損ないのよう。ボリュームを水増しするために、どうでも良いウンチクが差し込まれたり。無駄ばっかりで、テーマが全然ピンボケ。亀の試合みたい。肝心の初公開映像も見せ方にインパクトとか工夫が感じられないので、全然感慨深くない。勿体ない。ポンペイ関連のところだけ、映像がしっかりしてる分、尚更。ドキュメンタリーよりは埋蔵金寄りの作りですな。

 加えて、スタジオの芸能人がいつも通りずーっと自己満足にはしゃいでる上に、コメントがとびっきり安っぽい。うんざり。

 歴史番組は雰囲気が大事。かなりお金使っただろうに、日テレは本当にセンスが無いなあ…。ガッカリしました。エジプトのも日テレ。あっちは幾分マシだったけど…。

 まあでも、好みもあるけど、やっぱエジプトの遺跡や壁画と比べると、ローマ美術・ローマ史はときめかない(でもエジプトは大好きだが、クレオパトラ、と言うか、プトレマイオス朝は一切興味ない)。好きな人が見たら、この番組どうだったんでしょうね。

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