これは素晴らしいコラム。

 携帯の「競馬総合チャンネル」で外厩にまつわるコラムが、2本立てで始まりました。初回の更新は昨日。

 島田コラムは外厩制度にまつわる話を、厩舎との位置関係や、過去の日本の制度、海外の制度などを引き合いに紹介していく、外厩とはなんぞや的な内容の、スポーツ的側面から見た内容。井内コラムは調教をメインに、馬券に密接に話題を絡めた、ギャンブル的側面から見た内容。どちらも非常に分かりやすく、かつ、有益な情報があり、外厩時代の競馬に触れるならば見ておきたいコラムだと思います。

 特に、調教面では、近年外厩の存在により「休み明け」が実質的に休養明けではなくなっているというところを強調。それは本当にそうなんですよね。いわゆる「鉄砲」と言われる状態が、実際は1ヶ月外厩で乗り込んでのものと、本当に休養明けとあるわけで。予想する側は新聞の調教欄の本数はほとんどあてに出来ず、厩舎コメントや、その厩舎の外厩関係の知識などを動員して買わなければいけない。

 これは大変なことなんですけど、だからこそ、今はそのギャップを突いて、馬券を取りやすいんですよね。以前は、冬場の休み明けは叩き2戦目、3戦目が狙いだったりしましたが、近年は外厩で乗り込んでいるので初戦から勝負にならない馬はそんなに2戦目3戦目でも劇的に変わらない。逆に、新馬に関しては外厩で乗ってきてるからこそ、厩舎であまりやらずにデビューさせることも多く、人気が当てにならなかったり、2戦目で変わる確率が凄く高かったりしているように思います。そんなに頻繁にではありませんが、そこを狙って単勝15〜20倍の馬券をちょこちょこ仕留めています。

 そんなわけで、馬券的にも一口的にも「厩舎と外厩の関連性」は、無視していては勝ち組になりえないファクターなんですよね。そんな情報を得られるコラムなので、閲覧できる環境にある方は是非。来週の井内コラムは栗東の厩舎と外厩のコネクションを紹介してくれるようですよ。

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