使わないでも。

10/19  堀厩舎
20日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒0−54秒2−39秒9−13秒4)。「ウチの厩舎の通常パターンですと日曜競馬なので木曜日追いにすることが多いのですが、今回は変えました。というのも、基本は速いラップの中でギアを変えていけるような調教を課しているのですが、エルマンボの場合はなかなか瞬時にギアチェンジができないところもあり、長めから動かしたいという考えを持っています。また、先週が思うように動かせなかったこともありますので、今回は長めからにしました。ただし、そうすると長くした分だけ追い切り後の馬体ケアの時間も必要となってきますので、スケジュールとして十分な対応ができるように木曜日から水曜日に変更しました。実際のところ長めから動かすようにはしましたが、不得手な形だからそれを求めないというのでは成長もできないので、長めから行きつつもギアを変えるということもテーマも持って動かすようにしました。今朝はレースへ向かうための集中力を高められるように前回同様にブリンカーを着用して動かしたんです。その効果もあって悪くなかったと思いますし、ギアチェンジという点もこの馬として捉えた場合うまく変わっていたほうかなと思えました。馬体重は555キロと前走から大幅に増えています。入厩当初はフレッシュと捉えられたものの、所々で課題もある状態でした。特に背肉がつき切れていなくて寂しく感じる点もありましたのでケアしつつ状態を上げてきたつもりで、まだ良化の余地は残しているものの現時点のコンディションは悪くないものに変わりつつあります。追い切り後のゲート練習では入り、駐立ともに課題を見せた馬ですが、今朝の様子は悪くなかったですね。ただ、本番でどうなるかは蓋を開けてみないとわかりませんから今後も油断せずに対応していきたいです。そのあたりも踏まえてリサさんにお願いをしていたのですが、残念ながら骨折で騎乗できないということでした。新潟が始まっていて、なおかつこの日は菊花賞の裏開催でジョッキーが少なく、替わりとして理想的と思える人がすぐ見つかる状況ではないんです。予定をスライドするという選択肢もゼロではないのでしょうが、とりあえず今週のレースを考えるならば替わりを探すにしても慎重にと思っています。他の馬たちが使うのを止めるという可能性も出てくるかもしれませんし、今慌ててもあまり意味がないので、ギリギリまで状況を見て、ゲートのこと、この馬の特性のことと照らし合わせて、少しでもいいと考えられる選択を採りたいと思います。使う場合、馬具も前走同様チークピーシズにするか稽古と同じブリンカーにするかなど、明日の馬の状態や手配するジョッキー等の状況を踏まえて決めるつもりです」(堀師)23日の東京競馬(ブラジルC・ダ2100m)に出走を予定しています。

 なんかすっごい長文なんで、何書いてるかと思ったら、なんとなく今週使わないかも知れないギリギリまで考える決して自分が騎手確保失敗したせいだけじゃないよというポジショントークでした。リサさんの怪我は仕方ないですが、そもそもベストの人材とは思えないし、まあ、概ね自業自得的な人災ですよね。何度も言ってますが外人優先→何らかの事情で乗れないとB級飛び越してC級まで騎手がいない、というのは先達も良くやっていたこと。別格扱いの堀さんですが、カズーだって当時は憧れの厩舎、神の存在だった。中身と現状はお察し。色んな意味で5年後10年後、世間の堀さん評価は楽しみです。

 今のところラニなど含め相手もこぞって出てくるようですが、中位以上の騎手が確保できないのであれば、ここは回避で良いと思います。府中の2100という絶好条件を棒に振るのは惜しいですが、今更、年間1桁勝利の騎手乗せてOPとかないですわ。まあ、いずれにせよ明日まで待機。せっかくエルマンボ→レプランシュ→ディーパワンサと楽しみな馬並んでるのに、どれも騎手面でもやっとするのが残念ですな(ディーパはまだわかんないけど)。

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