ベルゼンチンとコスンダ。

 (c)やべっちFC。1日空きましたが2試合まとめて。

 アルゼンチンはベルギー相手に大苦戦。事故っぽいゴールに定評ある(普通のゴールは余り決めない)イグアイン弾で先制も、メッシ以上に攻撃を牽引していたディマリアが負傷交代で暗雲。あとは攻守に見所のない時間。これでは準決勝思いやられますね。メッシは調子良いですが、アグエロとディマリアいないとな…。守備はマスチェラーノが大奮闘してますがCB・SBともにこのレベルでは明らかに劣る。GKも。決勝まで行けば何でもあり得そうだけど。

 ベルギーは監督の采配ミスですな。ヴィルモッツという人、監督として行けてるのかボンクラなのか分かりづらい。チームのエースはアザールだけどずっと不調だったこともあり、この大会で中心だったのはメルテンス。シーフォ2世と言われるデブルイネよりずっと良いプレーしてきてたけどなあ。彼がベンチだった理由は何だろう。ルカクは前の試合でゴール決めたけど、ポテンシャルも調子もオリジの方が上だった。パワープレーより平面で勝負した方が可能性合った。ヨーロッパではフランスに並んで先行き明るい国。ただ監督は変えて欲しい。

 オランダは自らの魅力を封印して、醜いチームとして勝ち上がってきた。流石ファンハール、駒を活かさないサッカーさせたら天下一品だ。なに、あのサイドプレイヤーでぐちゃぐちゃしたしょうもないラインナップ。結局今大会用意してきたのは、強豪チームの脚を払うための弱者の戦術だけだったのかね。前線は凄いけど、ファンペルシーはコンディションがベストに程遠く、スナイデルはイマイチ波に乗っていない。ロッベンは色んな意味で自由気まま好き勝手。真ん中から後ろは退屈なプレイヤーばかり。デパイやフェル、クラーシには期待してたんだけどねー。とにかくまったく楽しくない。個人技依存のインスタントな娯楽性はあるけど、オランダ好きほどうんざりする今回のチーム。最後はPK用にGK変える奇策。こういうのが嵌るから、調子に乗るんだ。自分的にはGL初戦から、一刻も早く負けて、次のヒディンク体制で臨むEUROを楽しみにしてるのですが、ここまで来たらこのつまらないサッカーで優勝してしまうのか、結果を見てみたい。次のアルゼンチンは案外与しやすそう。ドイツには勝てると思わないけど…。

 コスタリカは勝ち残るためにやれることを全てやった。GKのナバスはスーパーだったけど、他の選手も集中しきっていた。こういうチームを見ると、日本がどれだけW杯を舐めて、遊びに行っていたかが良く分かる。恥ずかしい。さておき、オランダの守備はBクラスなので点を取るチャンスはあったけど、やっぱりカウンター人数割くリスクは冒しきれなかった。ある意味狙ってたPKは、結構甘いコースに蹴っちゃいましたね。惜しい。


 面白いチーム(チリ・メキシコ・コロンビア・フランス)はもう全部消えてしまったというのもあるし、準決勝から先は、良いものを見たいと言うより、ここまで見てきたんだから最期まで見届けたい、というだけの試合。正直、あまり内容は期待できない。ブラジル−ドイツは余程のことがない限りドイツでしょうね。アルゼンチン−オランダは五分五分だけどディマリアの不在が埋まらなければオランダ。そうなれば優勝はドイツ。まあ、予想通り言っても面白くないので、出来れば南米決勝が見たいですけどねえー。

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