来週、そしてクラス分けのこと。

園田・ダートコースでキャンター調整を行っています。「早ければ今週の競馬へ出走も考えていたのですが、土曜日の追い切りに跨った永島の感触では”まだ太いのでもう少し乗ってからのほうがよさそう”とのことでした。多少の余裕があっても勝ち負けできるだけの能力はあると思いますが、ノドのこともありますしある程度仕上げてからレースに臨みたいと考えています。今のところは18日の1200m戦を目標にしています」(中塚師)

 来週出走のようです。じっくり作るのは良いですね。

 ところで園田のクラス分けのこと。てっきり賞金あるこの馬は上の条件に入れられるものだと思っていましたが、園田の規約を見ると、中央未勝利から来る馬は賞金にかかわらず下から2番目のC2に入れるようです。かつ、昇級条件は園田でのポイントが関わるので、勝っても中央の賞金は影響せず、C2に居られる様子。地方のルールは非常に分かりづらいので、間違ってるかも知れませんが、それであれば非常に有り難いですね。園田入りはファインプレーです。

 過去2頭の地方経由馬は名古屋に入りましたが、どちらも賞金はゼロだったので影響有りませんでした。そこで名古屋のクラス分けを見ると、JRAからの転入馬は賞金の60%をクラス分けの指標にするようです。仮にブロンクステイルだと677万の40%で約271。これはBクラスの上から2番目に相当する数字。結構影響有りそうです。


 そういう意味では、(私の解釈が間違っていなければ)園田のルールはJRAの受け皿としては魅力的に感じます。園田競馬は馬資源を確保でき、中央の馬主は再チャレンジへの近道が出来る。貴重な存在ですねえ。まあ、勿論そういう条件(なのが園田だけ)であれば、中央で勝つ一歩手前まで来た馬はほとんど園田を目指すわけで、必然中央未勝利と変わらないレベルになる一方、他の地方競馬は賞金持っていると不利なので余り集まらず、結果上のクラスとはいえ元々地方にいる馬相手でチャンスは大きい、という面もあるでしょう。どっちの方が良いかは難しいですね。少なくとも、中央で賞金を持っていない馬にとって、園田はかなり高い壁になりそうな気がしますね。

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