毎日こんな

 人が引退する話ばかりするのも寂しいですが。

■斎藤宏調教師が勇退

 まあ、関西圏の競馬ファンにはほとんど認識されていないでしょうねえ、この人。関東圏の私でも「なんか微妙なトーセンの調教師?」というくらいの認識。実際、2〜11歳世代で18頭と、トーセンの馬一杯預かってた厩舎です。もっとも、大物と呼べる産駒はおらず、1000万を勝ったベルボーイが出世頭。まあ、あんまり知らなくて当然だなあ。マイネル・コスモの馬も良く預かっていましたね。こちらは、そこそこ走っていた印象ですが。

 記憶に残ってる馬と言えばナイスファッションとか。ダンスインザダーク産駒のマルルウなんてのもいたな。なんか単勝馬券買った記憶がある。厩舎は認識してなかったな〜。

 開業11年目で53勝。昨年は5勝、今年は未勝利。現役預託馬は15頭。以前は、このクラスの調教師は普通に仕事続けてた感じですが、景気も手伝って、特に関東の調教師は厳しい状況ですねえ。キャリア10年以上で、現段階で今年未勝利の調教師は20人。まあ、数名は定年間近ですし、数名は「たまたま勝ってないのかな」という感じ。それにしても…。なお、その中で、「現役預託馬が20頭未満」の人は……いますねえ。蛯名信師、大丈夫かな。

 個人的には、プロかつ勝負の世界ですので、優勝劣敗は必然だと思います。ただ、零細調教師が仕事を放棄する状況には、今の除外ラッシュも要因の一つでしょうし、同じくストレスを溜める個人馬主の不満が、一口に一層向くのではないかと心配も。まあ、そうなったらそうなったで、厳しめのクラブをトップオーナーが買って鍛え直してくれるのは良いなー、とか。何処のクラブとは言いませんけどね。言いませんよ、ええ。

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