画期的。

■EURO派遣クラブに総額72億円

 金額の微細さは別として(日本なら凄い金額だけどね)、クラブに保障を、と以前から叫び続けられていた件が実現したのは画期的なこと。良い意味でも、悪い意味でも。

 良い意味は、勿論これを機に、より「クラブは気持ちよく代表へ選手を送り出す。それが義務」という方向に流れが行くこと。金額をもっと何とかしなきゃいけないでしょうが、各国の協会の取り分を減らしてでも選手とクラブへの保障を手厚くすべきだと思います。

 悪い意味は、勿論これを機に、クラブがより貪欲になり「そんな端金じゃあ選手は出せねえなあ。もっと出せ。それが義務」という方向に流れが行くこと。財力(体力)のない協会、特に旧東欧圏やアフリカなどはまともに代表が集められなくなる。その為にも、クラブの要求に耐えうる財力を各国協会に持たせることも必須だと思います。

 矛盾してますけど、どっちも必要なことなんですよね。とにかく「選手を代表に気持ちよく送り出せる状態にある」ことが大事。クラブの練習にも合流してないような選手を、試合もないいじめ合宿に連れて行って、放置するなんて愚行は論外として。放映権がまともに確保できない日本ではなかなか適用できないでしょうが、メリットとしては、日本のような金のある協会は補償金を立て替えてやることで、一流の代表が今まで以上に気安くなると言う面はあると思うんですよね。

 まあ、私は国内の親善試合は、名ばかりのメジャー国を呼んでサポーターを集め、代表も勝って万々歳、と言うパフォーマンスのためだけに開催してる(あとキリンのためね)と思ってますので、良い選手来ない方が良いんでしょうけど。

 あとは応援に値する代表がある、と言うことが大前提ですな。五輪代表は応援しますよ。反町さん好きだし(細貝苦しい。頑張れ〜)。オシムさん、復帰意志あるみたいなんで、「代表に招集されると、合宿でオシムキャンプに参加できますよ」というのなら、出すのも大歓迎なんだけどな。疲労は溜まる、フォームは崩す、無邪気な代表サポに勘違いした批判をされる。いいことないよ。

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