はい、そんなわけで(下参照)ウォーエンブレム産駒の傾向を調べてみた。
現1歳世代は下にも書いたとおり5頭。クリックヒアはSS産駒でベガの近親(2代母ニューズヴァリュー、その母がベガの母)、イサドラはダンスインザダーク産駒でブラックタキシードの妹、ディアアドマイヤはSS産駒でベッラレイアの姉。こう見るときらびやかですねえ〜。ヴァンドノワールは金子オーナーの馬でヘクター産駒。ナリタセンチュリーの母プリンセスリーベや、ニシノナースコールの母ノーブルドノールの妹です。ウォーエンブレム、国産ブランド好きと言うことでw(いや、実際外国から輸入されて日本で活躍馬の居ない良血も社台にはひしめいているわけで、全馬母父が日本種付け種牡馬かつ重賞馬の近親という傾向はあるのかも?) 残りの1頭、サンデーRで募集された母ダディースシューズもサクラユタカオー産駒でダイナマイトダディ、トゥナンテの兄弟ですしね。おー、ウォーエンブレムにはアメリカへ売却話があるけど、向こうでは一層興味示さないのではないかと心配。
大層活躍している現3歳は、クランエンブレムが母父SS。兄のアルバレストは現役4勝馬、妹のラルケットは今年の阪神JF有力馬。母の妹タカオサクセスはアイビスSD2着馬のタカオルビーの母です。それより何より、4代母はスイートルナ。そうですシンボリルドルフのお母様です。アドマイヤミリオンの母プリマはトニービン産駒。妹にシルクプリマドンナ。ショウナンライジンの母はハイエストオナーHighest Honorで初めての横文字種牡馬。ウォーゲームの母エナジーストーンはジェイドロバリー産駒で、全妹の産駒にローレルロイス、メイショウトウコン。
というわけで、数少ない1歳・3歳を見ると1頭を除き「母父が日本種付け種牡馬で、近親に重賞馬」という共通点が。成績の傾向も異なるショウナンライジンは例外にしてしまって、上記傾向で当てはまる2歳馬を見てみましょう。全部で24頭。
まずは勝ち上がった馬から。ブラックエンブレムは前述の通り。ピースキーパーの母はプリンセスシラオキでミルジョージ産駒。4代母シラオキからはコダマやスペシャルウィーク。ショウナンアルバの母シャンランはグレートコモーションGreat Commotion産駒。ええい、ショウナンの国本オーナーは例外と言うことだ!w 姉はショウナンタレント。北海道競馬のバズローリングはアンブロワーズの妹。母がSS産駒でフサイチコンコルド、グレースアドマイヤの妹。
勝った馬は国本オーナーの馬以外(苦しい…)全部条件に当てはまりました。勝ち上がりそうな馬に、フサイチフウジン(母父ガルドロワイヤルGarde Royale)とか居ますけど。
勝ち上がっていない既出走馬…は調べても特に活かせないので、POGの参考になりそうな、未出走の該当馬を(血統登録馬のみ)。母アウトオブザウィムはSS産駒で母の弟にカネヒキリ。ウォータクティクスの母アドマイヤハッピーはTB産駒で兄弟にエガオヲミセテ、オレハマッテルゼ。キングスエンブレムの母スカーレットレディはSS産駒で、言うまでもなく今が旬のスカーレットインク一族。リュートフルシティの母クリックヒアは前述の通り。ゴッドエンブレムの母セシルカットはSS産駒でエアグルーヴの姉。母タフグレイスの2代母はシスティーナ。母ダイナフェアリーはサマーサスピション・ローゼンカバリーの弟。母ディアアドマイヤは前述の通り。プライドエンブレムはポップロックの弟で母ポップスはSS産駒。ヴィジレの母イサドラは前述の通り。
この辺の馬は期待して見てみたいと思います。
母がチャペルコンサートの妹であるサーリセルカや、コンコルディアの母の妹の子である母コンパス、2代母がチャンネルフォーの母マキシムドリーム、横文字なのか微妙なキュートエンブレム(母サクラサク2はデインヒル産駒でパッシングマークの母)はギリギリアウトか? まあ、イコール成績に繋がらないワケじゃないし、全部走るかも知れないんですけどね。