(シャイニングヒル)やっぱ馬体がネック…

 シャイニングヒルは新潟3Rに出走、7着でした。

 404キロと、前走比−6の馬体はやはり小さい/細い。迫力がまるでない。レースはまずまずのスタートから好スタート組を前に伺う7番手。レースは完全にスローで前残りムード。だが強引にまくることも流石に出来ず、そのまま先行集団外目を進んで直線へ向き、早めに追い出す。しっかり走りはしたが前も伸びるので差は詰まらず、勝負決した残り100で猛然と外から突っ込むも0.6差の7着まで。

 前走2着との差は相手関係とペースと言っていいでしょうね。1000m1分1秒台の流れからヨーイドンでは非力な馬には厳しいです。勝ち馬が上がり33.0。シャイニングヒルも33.8を使ってはいますけど。スローでも前走クラスの相手だったら差し切れたとは思うのですが、流石にここは相手揃いました。

 ただ、新潟マイル以上に相応しい条件は想像付かず、現状ここで勝ち負け出来なかったというのは重い事実ですね。非常にスムーズな競馬でしたし。今日先着を許した2〜6着馬とは、やるたびに着順入れ替わると思いますが、勝ちきれるほど伸び代がない小型馬の宿命。半ば諦めつつ、もうワンチャンスにプラス体重で期待したいと思います。言っても空しいけど、前走勝っておけばなー。成長放牧を経て馬体に身が入るのを待つことも出来たのですが。再ファンドとなると悩ましい現状。

 それにしても必ず何かにやられるジャンバルジャンはもはや名人芸。後藤騎手は頭痛いだろうなあ。

▼クラブコメント
 一線のスタートから、先団の様子を窺いながら道中は7〜8番手を追走。スローペースの中、幾らか掛かり気味になりながらも何とか我慢を利かせ、直線では大外に持ち出して末脚に賭けましたが、前走のような決め手を発揮することはできず、結果7着での入線となっています。
「前半こそ少しムキになっていましたが、その後は折り合って流れに乗れていました。今日はゲートをスムーズに出てくれたことで、いい位置取りをキープできましたし、直線でもちゃんと脚を使ってはくれているんですよ。ただ、今回は前回に比べると相手が強くなっていましたからね…。勝ち時計も速かったですし、今日はそこに尽きると思います」(吉田隼騎手)
「体は減っていたけど、この猛暑の中で詰めて使っているし、輸送を考えれば仕方のないところ。余力があるとはいえないものの、体調面の問題は特にありませんでしたよ。今日は上手く中団に付けることができましたし、最後まで諦めずに頑張ってくれてはいるんだけどねえ…。前回と同じレベルの内容は見せてくれていても、上がり3ハロンが33秒7で勝ち時計が1分34秒台の決着ですから、1〜2着馬あたりとは現時点での力差があったということなのでしょう」(国枝調教師)
◆6キロ減の体はギリギリといった印象ですが、未勝利戦の終了が近づき、またこの暑さを考えれば止むを得ません。休み明け2走目とはいえ、体調面での大幅な上積みとはいかなかった中で、自身の力は出しきったといえるのではないでしょうか。先週の開催中止により芝の状態が回復したこともあってか、結果を見ると内を通った馬達が上位にくる決着。直線大外に持ち出した分のコースロスも敗因の一つには考えられます。ただ、前走での大外からの鋭い差し脚と小柄な馬格を考慮すれば、この選択も決して間違いとは言いきれません。今回は鞍上・調教師ともに挙げた”相手関係の違い”がそのまま着順の違いになったのではないでしょうか。本馬の体調や馬インフルエンザの動向にもよりますが、この後は中山での限定未勝利戦に臨む予定。ラストチャンスに念願の初勝利を託します(HTC)

 あんなちっちゃい馬が33秒台の上がりの競馬で内に突っ込めるかどうか、考えれば分かるでしょうに。次は中山。また相手も強くなりそうで、坂も良いとは思えず、かなり苦しいですね…。
 あと、今週の新潟見てて思ったのですが、クラブコメントにもある通り、先週休んだ結果、非常に内の芝が良くなっている(回復している)んですよね。結果的に差し馬には不利な新潟になってしまったと言うことで、馬インフルエンザの影響は少なくありません。来週の3頭は頑張って欲しいなあ。

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