馬インフル情報0819

 徐々に追加していきます。
■メイショウサムソン凱旋門賞断念netkeiba

 夢の二頭出し転じて、結局無関係な凱旋門賞になってしまいました。残念無念。

 まあ、昨年の失格から今回の事態は、ディープ競馬ファン(馬じゃなく)がどう言い繕っても、ライトファン/非ファンにとっては「競馬って何かダメだな」という印象を強くしているモノだと思います。

 昨日、小島茂センセも言ってましたけど、今回、一連のJRAの対応には同情の余地はあるし、私としても「最悪だ」とまでは言うつもりはないんですよ。でも「ベター」ってのはあくまで閉鎖的な範囲のみ共感しうる心情で、その外の反応はやっぱり「ひどい」の方が健全に思えます。精神的理論的(理屈的)分析はより競馬特化型のブログにお任せして、私(うちみたいな雑多なブログ)はモヤモヤした気分を理屈で覆い隠すこと無しに「こんな事やってると競馬終わっちゃうよ」と言っておきます。極端な話、今の朝青龍の状況と、サムソンの境遇は外様的には大差ないのですよね。朝青龍騒動でうんざりして相撲見なくなる比率ほどには、今回を機に競馬を離れる人間はいるのだろう、と。私も暫く、醒める心と競馬への飢餓感(及び一口馬主としての危機感)のせめぎ合いです。これで未勝利のフォロー無し、一口の維持会費補償無しだったら、色々嫌気さして競馬そのもの辞めるかも知れません。まあ、そこまでは行かないと思うけど。極論。

 あとすみません、先日のエントリで「土川理事長就任早々」とか書きましたが、8月一杯は高橋体勢のままです。お詫びして訂正します。

 サムソンに戻すと、この馬だけではなく豪州へ行くデルタブルースポップロックシャドウゲイトらも当然影響は受けます。暮れの香港まで含めて、今年の海外遠征/来日はほぼ絶望かなー。

 その線で行くと、マル外の輸出入も大変で、これからあるセールでの購買は結構動きが鈍くなっちゃうのかなー。

■急転!!サムソン凱旋門賞に行く!スポニチ

 眉唾&複雑。オペラオーの陣営などと照らし、サムソン陣営には敬意を払いたいが、万全の状態じゃなくて勝てるような甘いモノではないし、こうなったら「ファンのため」というお題目は抜きに、「馬のため」を考えて欲しい。来年もあるし、サムソンの子で挑戦する未来もある。

■「正しく虞れよ」白線の内がわ

 会見の模様を聞き手側から書いてあって貴重。今までこの人のやってきた「マスコミ」としての仕事は全く評価してなかったけど(ライターとしては好き嫌いの範疇で嫌い、ブロガーとしては…)、今回の事態ではブログを持っている利も活かして良い仕事してくれている。誰が古館を悪く言うって? とか突っ込んで楽しむことも出来るけどw 素直に貴重な情報源として暫く拝読したい。とりあえず、一時「こいつらダメだ」と抱き合わせで評価してた片割れとは大分違う姿勢。

 あと、競馬ブックHPによると、月曜の週刊ブックは発売しないとのこと。まあ、当然と言えば当然。てかギャロップや新聞社も含めて大変心配。頑張ってください。

■大井競馬が馬インフル過剰反応で開催中止ニッカン

 検査した馬が陰性だったからと言って、他が全部そうとは限らないし、競馬を開催して不可解な負け方をした馬が「体調悪かった」は競馬では日常茶飯事の言い訳だけど、今回それがあったら主催者としてのモラルを問われる事態なわけで、風評被害でも過剰反応でもなく、普通に正しい対応でしょう。逆にこの状況で競馬開催する主催者居たら、正気じゃないよ。目先の開催収入を得て競馬場の信頼を失えば、やがて潰れるのにね。

 ただ、JRAにしても知らずに競馬場行った人間居たわけだし(この状況で「ニュース見てないのかよ」は酷だと思う。スゴイ情報遮断力だとは思うが)、大井のサイトやモノレール駅で告知してみても、タクシーなどで行ってしまう人はいると思う。クラブの対応などをみていても思うが、こうした事態下において「周知」ということにたいする意識がまだまだ足らなさすぎる。地方はマスコミを使い切れない部分はあるので、少し気の毒だけど。結局困るのは熱心なファンだしなー。

■JRA認識不足かウイルス保有馬隔離せずニッカン

 やむを得ない(施設面で)所もあるとは言え「厩舎内で隔離」という対応を見た時に、これは相当根が深くなるぞと思った。でも外部施設への移動が認められていない以上、トレセン内にこの分母を隔離できる場所はなく、潜伏期間にある未検査馬もいるわけで、一旦広がるだけ広がるしか収拾方法無いのかなあ、とも。それまでに2週間掛かったとしても、その後2週は影響あるだろうし…来月中に再開したら御の字かなあ。逆にそれより早く再開したら怖い。

■栗東で各厩舎が自主的に消毒活動開始ニッカン

 石坂厩舎も自主的に消毒を行い、感染予防に余念がない。「アストンマーチャンは症状が出ていないので大丈夫。ワシら調教師は預託料だけやったら赤字。われわれもファンも…競馬ができる日を楽しみに待っているが、このままでは北海道までの飛行機代もなくなるなぁ」と苦笑した。

 JRAも含めて、みんな赤字なわけですよ。言うなら、一般競馬ファンだけが「競馬が出来ない」という以外の被害がない(むしろ馬券買えないので損しないw)唯一の存在と言える。どこまでが「被害者」で、どこまでが「痛みを分かち合う」べきなのか。JRA・調教師・騎手は仕方ないかと思う(騎手に関してはプール金もあることだし、ある程度以下のフリー騎手にはそこから補填することは出来るんだろう)。助手や厩務員などの雇用者は難しい。馬主は……どうよ? ここでは大物馬主も一口馬主も線引きはないわけだが、一部「旦那」的な馬主を除けば、この想定外の事態に備えることも、買い支えることも理不尽な話で。例えば私の場合、現在4クラブに払っている維持会費は3〜4万ですけど、このお金を「JRAにはお世話になってるしな」と全額布施るほど人間出来ていない。まあ、これはクラブの問題でもあります。請求してきたクラブは多分辞める。

 一口をやってるお陰で、今回の事態を一般競馬ファンよりディープに味わう(楽しむ)ことが出来て居るとも言え、それだけ被害が大きいとも言える。所々に金の話が出てくるのは許して欲しい。馬券で200万、一口で100万程度を毎年使う身としては、金抜きに何も語れないのです。

 更に関係ないし、昨日も言ったが、このタイミングでフリーになったツムラ君の前途に幸あれ。JRAや厩舎・クラブにはお布施したくないけどツムラ君には月1万くらい出してあげてもいいw

■松本会長JRAに説明求め直談判へデイリー

 このまま今回の騒動が長引けば、経済的なこととともに、競馬のシステム面にも問題が出てくる。例えば、今年は9月30日で終了予定の未勝利戦。3歳未勝利馬を勝ち上がらせなければ来年、再来年とこの世代の層は薄くなり、いびつになる。「3歳戦が厳しい中で、日にちばかりがたっていく」。この件に関して、JRAでも動き始めてはいるが「例えば(今年予定されている)開催日数は変えないとか、いろいろなグループに対してどういう対応をするのか聞きたい」と話した。

 お願いします! 我々零細一口プレイヤーに出来ることは、クラブにJRAへの対応をお願いすることと、文句を言うことくらい。直接JRAへ訴えかけるのはフル馬主に頼るほか無し。「JRAも動き始めている」とのことだが、精神面の安定のためにも、早期に対応のガイドラインは提示して欲しい。

■ 先々週(8.4〜5)の結果と続インフルエンザ小島茂之厩舎の本音

 マスコミの対応に関しては、昨日も言ったように「そこまで情報収集に熱心じゃない一般競馬ファンと、一般人」へ情報を行き渡らせる必要もあり、ある程度扇情的な煽りになるのは止む無しかなあ、と思ったり。特にスポーツ新聞はJRAの広報誌ではないので、本営発表をそのまま垂れ流すわけにもいくまい。昨日のニッカンを見て思ったが、JRAはレース紙面をまるまる買い取って、その上で2ページくらい割いて、お詫び広告と事情説明をすべきではなかっただろうか。新聞のやり口が気に入らないのは気持ち分かるけど、新聞だって競馬載らないと売り上げに影響あるだろうし、知らずに買った人から苦情も来るだろうし、加害者じゃないぞ、と。

 こういう時に身内/部外と線引きをして、お互いを仮想敵にするような事態は最悪なので、協力すべく相互理解に努めて欲しいですね。新聞は受動的なファンに情報を届けるための必要悪ですよ。状況が大変なのは重々承知ですが、積極的に新聞へ発言をする調教師がもっと居ても良いんじゃないかな。利用する意識が足らないのでは。

■新たに38頭が陽性反応netkeiba

 徐々に確率が上がっているのは、絞り込みが進んでるからか、感染が広化しているからか。トレセンにいる無事な馬にとっては逃げ場が無いという意味で、ある意味感染済みの馬より嫌だろうな。シャイニングヒルとかは普通に今日時計出してましたけど、来週末の競馬もほぼ無いだろうからなー。

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