ファストロックのデビュー戦、函館未勝利芝１８００ｍは６着でした。
もうこれは大健闘でしょう。最終的には７人気と、比較的妥当な扱い。スタートはややモッサリで二の脚もなく、中団より後ろを追走、３角過ぎから徐々にポジションを上げて、４角内目に突っ込み、馬群に怯まず加速、直線でも何頭か抜いての６着。前２頭が完全に離れたものの、フラフラせずに最後までしっかり走って３着とは０．４差。これなら勝負になりそうです。スタートさえ良ければ未勝利脱出は時間の問題でしょう。
梶騎手も特に不満無し（向こう正面で少しゴチャついた時に身体が妙にモコモコ動いておったが）。でも、もう一押しを得るためにも、次は乗り替わりを期待したい。函館は合ってそうなので（さすがデインヒルDanehill系）、続戦出来れば。
▼以下クラブコメント
やや伸び上がり気味のスタートになり､前半は中団馬群の真ん中を追走。直線で徐々に差を詰めにかかると､終いまでバテることなく脚を伸ばし結果６着での入線となっています。
「本当はもう少し前に行かせたかったのですが､フワッとしたスタートになったため､無理に追いかけることはしませんでした。まだ背中が柔らかすぎる感じですし､力がつききっていないんですよね。ただ､うまく折り合いがついていたように､本番では乗りやすくてとても素直。内容自体は決して悪くなかったと思います。能力はありそうですから､これから競馬を覚えてくれば､変わってきそうですね」（梶騎手）
◆パドックではテンションが高く､急に小走りする仕草を繰り返すなど､やんちゃな面をみせていましたが､「これはいつものこと」と津曲助手。ゲートが開いてからは､確かに素直に駆けており､ひとつ収穫になりました。どの厩舎スタッフに聞いても､「勝てる馬」との見解が返ってくる本馬。遅生まれのせいでしょうか､あとは成長の進度がスローな点だけクリアできれば､先は開けてくるものと思われます。ここを叩いての変わり身に期待しましょう。（ＨＴＣ＜広尾サラブレッド倶楽部＞）
素直で乗りやすい馬、ってのはちょっとした工夫が出来る騎手が乗ってくれないと善戦マンになりがちなんですよね。今日も、デビュー戦だったのであの馬なり騎乗は有りでしょうが、叩き２戦目３戦目であれをやると「怠惰」「ヨシトミか」と言われることになります。次は健闘を期待したい。３歳夏の未勝利馬。「競馬を覚えてくれば」「成長すれば」なんて茶飲み爺さんみたいな、暢気な絵空事、言ってられませんよ。２戦以内に勝負掛けよう。出来ればそのまま函館で。
しかし、カズーへの思い入れが完全に切れている私としては、能力が確認できた以上、転厩条件であれば再ファンドでも良いなあ、と思ってる部分もあり。複雑ですｗ
