Wcup06・フランス−ポルトガル

テレ東はあれだね。最初準決勝やるって聞いた時は「無理すんああ」と思ったけど、ダメ民放と違ってサッカー素人のタレント族に金使わないで(さんまや太一に金払っても放送が劣化するだけで一文の価値もない)トルシェとか前園とか使って、切り口替えたお陰で面白い構成になっている。やるもんだね。まあ個人的にはNHK・日テレ・フジの3悪がサッカーから手を引いてくれたら後は何処でも良いんだけど。

で、試合。これまた素晴らしいドラマ含みのカードで。新旧の「世界最高のMF」対決(勿論ジダンとデコ)、マニシェコスチーニャvsビエラマケレレ。本物になったアンリと、今大会最強のサイドを持つポルトガル。両チームとも完成度、底力ではイタリアに劣るがポテンシャルは素晴らしい。そして流れに乗っている。あとはブラジル相手に調整を積んで上り調子のフランスと、弱者相手に泥試合をして決して良い調整は出来ていないポルトガルの差。鍵はイングランド戦をパスできたデコとコスチーニャの2人。

結果として、そのデコ・コスチーニャの両名がベストのパフォーマンスに至らなかったことが大きかった。デコに関しては攻撃的なポジションに入りすぎたせいもあるだろう。ビエラマケレレを背負って前を向くのは流石に厳しい。加えて何と言ってもFWの差。世界でベスト3に入る旬のアンリ、B級ベテランのパウレタ。その差は歴然。後半25分くらいでシモンを入れたが、もっと早い段階でそうすれば光明は見いだせたかも知れない。動けなかった(&キックの精度低かった)フィーゴと2人、後半開始でシモンとポスチガに替えていれば…。惜しい。

まあそういったことも引っくるめて、国としての層の差が出た感じ。それでも結果を分けたのはPK。どう転んでもおかしくない試合だった。決勝はやはりイタリアに分がある。

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