辛いね。

何度経験しても、慣れるものじゃないし、慣れてはいけないものだと思ってはいるけど、やっぱり辛いですなあ…。

障害挑戦は非常にポジティブに捉えていたし、初戦で見せた競走能力からも、重賞級の力は優に持っていると判明して、将来が楽しみでした。それでも、障害で走るってことは、こういうことですね。無論、平地でも事故はあるわけですが。そのリスクが大きい分、手当も厚いわけで。人馬共に、大変なお仕事です。せめて、石神騎手の怪我が少しでも軽いことを願います。

 

それにしても、第2障害前後でぐんと加速する姿には、ウインマジェスティの走りがよぎったなあ。あの先に暮れのビッグレースがうっすら見えたよ。本質的には、競馬が好きじゃ無かったかもしれない子。向こうでは好きに遊んで暮らしてください。

 

24/6/29  引退
29日の福島競馬では中団外から進めてじわっとポジションを上げていくような競馬をしたが、バンケットの下りで躓いて転倒し競走を中止しました。「追い切り後の無事を確認して予定通り木曜日に移動して金曜日にスクーリングを行っていました。所々慎重な面を見せていて、バンケットも1回目で少しぎこちなかったので2度練習していたんです。その時は良くなっていたのでこのまま実戦でも対応してほしいと思っていたのですが、やはり実戦となると状況も気持ちも変わりますね…。ダートの切れ目も気にしていたようで慎重な面が目立ち、下りで突っ張って躓き故障してしまいました。その際、骨自体は大丈夫だったのですが、球節を支える靱帯を断裂してしまい厳しいという獣医師の診断で、楽にさせてあげることになりました。今回預けていただいたご縁でしたし、これからも期待ができる馬だから皆さんの期待に応えたいと思っていたのですが、このようなことになり誠に申し訳ございません」(黒岩師)平地のレースの際は2戦目ですぐに勝つことができたものの、その後はなかなか思うように力を発揮できずにいました。なんとか2勝目もあげることができましたが、その後上位争いに加われないレースが続きましたので障害戦へ転向しました。まずは慣らしながらと思っていたところ平地時代のことが何だったのだろうと思うくらいあっさりと、しかも強い内容で障害初戦を勝利で飾ってくれました。昇級戦はうまく行かなかったものの勝った時のインパクトから経験を積めばオープンクラスでもやれると思っていたところ、残念ながらレース中に転倒し、右前斜種子骨靱帯断裂を発症してしまいました。脱臼のような状態で今後が厳しいという診断が下ったこともあり、誠に残念ではありますが、楽にさせてあげることになりました。非常に悲しく辛い思いですし、会員の皆さまのご心中いかばかりかとご拝察申し上げます。また、このような結果となりましたことを深くお詫び申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 

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